「体 短編」を含む小説

　私は、小さい時から体が弱かった。 　あまり無理をし過ぎると、ふらっと倒れたり。最悪の場合、病院に救急車で運ばれたりもする。 　今回も、その最悪の場合だった。 　せっかく、高…

赤と白と少しの金。それが金華魚という金魚の魔物の色。でも私の体は真っ黒だった。 醜いと言われ続け、人に転化して人の世界に居場所を探す。 そしてある時一人の女性と出会った。彼女は…

出版社に勤務の"童顔"で"童貞"の冴えないサラリーマン"鈍蔵 露利(なまくら つゆり)"は28年間、彼女なしだったがある事がきっかけで7人の美少女から告白されまくる羽目に… ヒ…

◆三行半のショックで、柴田温実（しばた・ぬくみ）は転生してしまった。西洋風の旅籠で目覚めたら、夫の柴田美樹（しばた・みき）の体にＴＳしているではないですか。そして、旅籠でとある本…

　冬の夜、わたしは雪の下に君とアヴァロンを見つける。 【ジャンル】百合コメディ 【登場人物】凍死体、ポンコツ雑用係 〈第一回こむら川小説大賞　参加作品〉 https://ka…

　どこにでもいる普通の青年、ヴィッチセップはある日交通事故によって死亡し、気が付けば完璧な生命体・古龍に生まれ変わっていた。 　生まれついての孤独、牙を剥く野生……。ついに倒れた…

SF短編です。気軽にどうぞ！ https://note.com/natal5/n/n39cbd9dd7c8a この作品はこれと共通の掲載であり、著作は私本人です。

【繁体字中国語のみで申し訳ありません】 テクノロジーの進化で実現した、代議制ではなく、国民一人一人で全ての制度を決める社会。誰もが誇りと責任を持って完全なる民主を維持してきた日常…

小国ウルフィーネの王都、ナーサリア。都会に出てきたばかりの、厚手のローブで体を隠す少女・アリシアはそこで財布を落としてしまう。それを、ちゃらんぽらんな傭兵・アレンが拾ったまではい…

　名は体を表す通り、百目鬼学（どうめきがく）という鬼のような刑事がいる。 　昔風に言えば六尺を超える大男。ゴツゴツと厳（いか）つい身体に目が鋭い。その上、喋りがぶっきら棒。いか…

鄙びた温泉街に続く道路脇の馬鹿でかい駐車場を有した土産物屋。 トイレ休憩に大型観光バスや家族連れの車が停まる。 ガチャガチャや観光会社の看板がずらりと並ぶタバコ臭く、昭和の終わり…

　中学最期の夏、遠くで揺らめく陽炎を眺めながらボンヤリと、その踊るような熱に浮かれていた。 　ジワジワと暑く、ジーワジーワとうるさい。 　眩む視界、揺らぐ体、汗を拭った額から滲…

どんな傷も治してしまう夢の傷薬。 体の半分が吹っ飛んでも治してくれる傷薬。 夢の傷薬の御話です。

ある所に、一人の若い風景画家が居ました。 彼女は世界を旅しながら、その先々の風景を、時に依頼で、時に気まぐれで、絵として記録していきます。まるでそれを記憶に刻みつけるように。 「…

女子大学生のカエデが、ルームシェアしている親友アサヒからの助けを求めるメッセージで部屋に戻ると、風呂場でアサヒはスープと化していた。アサヒは長年、体が液体になる発作を起こす難病、…

オゼルの地から共同体連合が去って半年、老人保護施設には少数の外界人が残されていた。オゼル人の少女シュシュはカシハラ中佐を始めとした同室の老人たちと友好を深めていくが…… 侵略の生…

よう、こんにちは。♪　霧崎奈波です。 突然だが、俺のチャンネルで生放送やるぜー。 日常生活に取り残されちまった奴も苦しんでる奴も見に来てくれよな。 もちろん、楽しんでる奴もウェ…

時は昭和33年12月。 世間がクリスマスで盛り上がっている中、とある首なし変死体が発見された。 小さな海辺の劇場きっての大スター・来島哲志の遺体だというが、どうやら彼は恋人の女優…

「そんなバカな!!」のような感嘆、賛嘆などの意味を込めたものと解釈される。——ではないほうのバカミスです。 （Wikipedia参照） 名は体を表す。というお話。