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昭和呪術師 神林稲子の霊媒旅行記〜戀獄呪いの巻〜

昭和呪術師 神林稲子の霊媒旅行記〜戀獄呪いの巻〜

小谷杏子

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★25
9人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 夷也荊
    1347件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    緋色の糸で小指を絡めて、それからは二人でずっと。

     戦後の日本の屋台に、ふと現れた妖艶な女性。それが主人公の霊媒師だ。屋台で噂になっていたのは、ある恐ろしい色気沙汰。何でも、スター役者と子役上がりの娘が恋に落ちたらしい。そして役者は、呪い殺されたという。
     その呪いは相手と契った小指を切り落とすことで、発現する。血で染め上げた緋色の絹糸で相手と契った小指。その小指を切り落とすと、相手の首が落ちるのだという。主人公はその娘を訪ねるが、その娘の姿はまるで――。
     そして現れる怪異。
     果たして、煉獄の呪いの正体とは?
     
     片目に桜幹の怪異を宿す女性霊媒師の活躍を描く短編最新作!

     是非、御一読下さい。

    • 2019年12月26日 00:52