「怪異」を含む小説

“霊和”xx年。20××年6月6日午後6時。 夕暮れ。黄昏刻。逢魔ヶ刻。 兵庫県神戸市に、M9.9の歴史上稀に見る、未曽有の巨大地震が起こった。 死者行方不明者、合わせて数十万人…

　「私の容姿が化け物みたいにぐちゃぐちゃになっても、理解の及ばない存在になったとしても、私を見捨てないって約束できる？」 　とある田舎に住む平凡な高校生、牛草秋良（うしくさあき…

この街には、死人が戻ってくるという奇妙な噂が囁かれている。 死んだはずの先輩と暮らす「俺」、事故死した兄と出遭ってしまった「僕」、疎遠になった幼馴染と再会した「私」。 戻って…

異界を求める男は、心の赴くまま世間をふらついていた。 男は手がかりを求め、異界経験者である少年に会いに行く。 少年に会うことは出来たのだが、徐々に状況は悪化していき……？ …

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818023211982807671 　もとはとあ…

ある日、大学の教授をしている「私」は学生から糸魚川の翡翠拾いに纏わる「面白い話」を聞く。 学生によると翡翠を探し求める者の前に現れる「浮き潮」という現象があるらしい。早速「浮き潮…

　引越し早々、マンションでの騒音問題を抱えることになった高校生の健斗。尊敬する教師、田中に相談したところ、ある人物を紹介される。 　どれほどの切れ者が乗り出してこようと、この問題…

「この秘密の薬を塗って半日もすれば大丈夫！どんな傷も治るからね！」 　母方の祖父には、一つだけ得体のしれない点があった。 　切り傷も擦り傷も、骨折や脱臼さえたちどころに治ってし…

　ある夏の日、友人らと廃村に入り込んだケイタは、そこで不気味なバケモノと遭遇する。 　必死の思いでバケモノの追跡を逃れたケイタだったが、数年後、バケモノからかけられた呪いがついに…

物心ついた頃から人には見えない化け物が見えていた釘贄そなえは、ある日知り合いの教授から奇妙な伝承のある村を調査してほしいと頼まれる。

中学生時代、グループ内で流行った『変な遊び』 それは『家にいる幽霊をみる方法』というモノで、わたしは流れでソレをやるハメに……。 ＊＊＊ 実話怪談ですが、特に怖いことは起…

「お前は山女様に魅入られてしまった」

「ご飯を作ります！」――子供の遊びに巻き込まれ、エレベータから異界へと飛ばされてしまった福祉職員、遠野（とおの）。 　怪異はびこる奇妙な世界で逃げ惑うなか、伝説の迷い家を探し一…

好きな人との帰り道で、怪異に出会うお話。

ミハルは何処にでもいるような、バイトに精を出すちょっと霊感強めの女子高生。そんな彼女はストーカーから逃れるため、とある場所に足を踏み入れた。

世紀末は過ぎ平成を越え令和になっても、魑魅魍魎は人間に害をなそうと虎視眈々と狙っている。 当然の事ながら国も指をくわえて黙っていた訳では無い！　そんな怪異たちに対抗するために国は…

データセンターで現代の怪異と戦う人達のお話です。 エンジニア監修：Fine Lagusaz

兄弟杯オータムハンデキャップ出走作品です。 肉体損壊、家庭内暴力、動物虐待の示唆があります。 ◎いつかかならずころしてやるからな。 ○鳳大仁・鳳奏助ほか ▲かみよもきかず〜言霊師…

紫の右目を持つ楓は、十の年に親からも村からも捨てられた。 死に場所を求め廃村に向かっている途中、墓守だと名乗る着流し姿の男に声をかけられる。 「のう、そこな娘。どこへ行くつもりじ…