いつかかならずころしてやるからな。
鴻 黑挐(おおとり くろな)
現在:骨董屋にて
夜明け前の
「どうも」
錆びついたドアを開けて、男が店内に入る。店の中には売り物の
「ああ、
ガラクタの山から店主が顔を出す。
「しばらくぶりですね。二、三年ぶりくらいですか?」
店主の声かけにも反応せず、大仁は店の商品を物色している。
「何か良いものは入りましたか」
山と積まれた商品に視線を向けながら、大仁は平坦な声で店主に問いかけた。
「そりゃ、良いものは色々入ってきますけどね」
店主が
「大仁さんがお探しなのはアレでしょう?『神殺し』。色々入ってますよ」
そう言って店主が取り出したのは、様々なアニメ・ゲームの武器を模した
「……ま、
店主は小瓶をモチーフにしたなりきり玩具を両手に持ち、困った顔で振ってみせた。
「そうですか」
特に
「ま、どうせハナから期待はしてませんよね。大仁さんが世界中探し回って見つけられなかった
大仁は軽口を叩く店主から目を
「では、また。何か入ったら
「ありがとうございました」
店主の
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