「買いたかった」を含む小説

「カステラ買い過ぎた。なんとかしたいから手伝って」 「はあ？」 親友の柳に呼び出しを食らい、せっせとパフェをつくる羽目になった真子の昼下がり。 甘いも辛いも混ぜて、うんとおい…

「拾われて、捨てられて、今度は無理矢理連れ去られて。 　流石に自分勝手すぎるだろう」 　私は昔、とある少年に救われて拾われた。 　3年ほど前にその少年に捨てられて、やさぐれつつ…

江戸時代、農民は大根を買いに町に出かけるが、小指を売っている不気味な店を見つける。 面倒に巻き込まれないよう大根を買ってすぐ帰ろうとするも、商人は小指に興味を注ごうとする。 小指…

　人類が地球、火星、そして冥王星にまで生活圏を広げた遙か遠い世界で、幾多も肉体を取り替えて死を免れてきたひとりの老人が赤ん坊を拾った。 　驚いた事にその赤ん坊を生んだのは隕石の欠…

ゲーム制作会社の倒産によって無職となった管理職。 しかし面接やスカウト、人員の配置などの人事を担当していたため制作技術は持っていない。それどころか自社製品にあまり興味も無かった。…

震災と大阪。遠い遠い距離。近い近い共感。冷静になることに熱意が止まらない。熱意が止まらない者に対して冷ややかな目がやめられない。何の感情も持ってはいけない気がする。深く、純粋な感…

初めて二次創作を書いてみました。 アクアがまたやらかしてカズマが被害を被りわちゃわちゃするお話です。 時間軸としては神格の低い邪神様を倒して帰ってきたあたりです。アニメより相当先…

これは、鬼とシスコン姉妹と短距離走の物語。 「ーー願いを叶えてやろう」 そう言って、鬼は彼女たちへ近づく。 女性のみが発症し、同じ女性を喰らう現象ーー≪鬼憑き≫。 彼女らの存在…

高校進学を機に、田舎から上京してきた少女は広大な駅の構内で迷ってしまう。 道を尋ねれば逆に怒られるわ、日傘で足を突かれて転ぶわ、もう散々。 泣きそうになっていた彼女に声をかけてき…

　笠霧南高等学校一年生の冴城侑也（さえき・ゆうや）は、大人気アイドルアニメ『ラブトゥインクル・ハーモニー』のファンだ。番組放映終了後も、同人誌を買い続けるなどして、充実のオタク生…

～ あらすじ ～ 西暦2325年。 進む少子化対策のため、日本では今、とんでもない法律が作られていた。 それは「独身の20歳以上の男女は、それぞれ彼女、彼氏を作らなけれ…

あれは僕が高校生だった頃。 原付を買いたくて、近所の回転寿司屋さんでアルバイトをしたんだ。 当時は何も考えずに必死で働いていたけれど、思い返せばおかしなことだらけ。 あのときの分…

いま、自分が立っているのはスーパーの菓子売り場である。 子どもの頃ならいざ、喜んで走って来るところだが、 30も過ぎた男が悩んでやってくる場所ではない。 今日は妹に頼まれ、4…

　道の真ん中に、長ネギが落ちていた。 　最近は何が起きても不思議じゃないし、そんなこともあるんだろう。 　さて、晩飯の食材を買いに行こうか。 　今夜は、何を食べようかな。

形見の双剣が折れてしまったので、買いに行ったザリュウ。その武器屋にはワケアリの魔双剣が手付かずで置かれていて、勢い余って買っちゃったは良いが騙された感が後から湧いてきた。けれど、…

浅利則之は一人で愛車を走らせていた。そこに奇妙な店を発見する。浅利則之はジャーナリストの使命感から、その店に入るが・・・、その店には謎のビデオテープがあった。浅利則之はジャーナリ…

期末考査を控えた、冬の深夜。 赤いどてらで武装した陣内は、徹夜勉強にそなえ、近所の自販機まで飲み物を買いに行く。 すると自販機の上に、ものすごくかわいいけど、めちゃくちゃ不気味な…

好物の豆腐ちくわを買いに行く最中、少女は因幡の白兎に導かれて…。

大好きだったじいちゃんが死んだ。 僕は後悔を抱えながら、急須を買いに常滑にやってきた。

不思議な石の力により、帆船が空を飛ぶ世界。 隻眼の少年クローセルは、義賊ノルシリータの若き空族だ。 夏祭りを謳歌すべく、小型船でレイクアッドに向かっていたクローセルは人買いに囚わ…