まだ未婚の「おじさん」が、妹の家を訪ねたときに、姪っ子のお菓子を買いに行かされる情景を描いた短編小説。普段、スーパーに行かない男の人の感情と、暖かい家庭へ少し憧れる感じとか、うまいこと入り混じっていて、ほっこりしました。心のあたたまる短編小説でした。
実際、私も甥っ子はいるものの、自分の子はいないので、主人公が考えることがまるで自分の事のように感じました。このお菓子は食べさせても大丈夫なのかな?アレルギーは?普段一緒に住んでるわけじゃないからこんなに色々考えてしまう。そして最後に選ぶお菓子は…日常を緻密に描いた作品です。
何気ない日常を何気ない筆致で、情景が鮮やかに目に浮かぶ、巧みな表現力で書かれた作品です。 それなのに読み終わた後、気持ちがほっこりします。美味しいですよね。あれ。
っていうか、たった今スーパーに寄って帰ってきたところなんですけど、もう一回行きたくなってしまいましたはい、コレを食べるならっていうか買うならコンビニじゃなくてスーパーですねでもって、できれば地元の小さなスーパーがいいな