「人称」を含む小説

二人が目覚めたのは広い広い草原 青年は喋ることが出来ず、少女は感情が読み取れた 記憶のない二人が世界を巡る 共に旅をしましょう、彼らが自分を理解できるその日まで ヒイ：この物…

これはただの終末世界の一人の人間の歩みである。

貴方に麗人が何度も挑む。 貴方は受けて立つ。木剣は真剣となり、最後の一戦を迎える。 ――貴方の物語が今、鮮やかに始まる。

三波新には想い人がいる。それは学園の高嶺の花、高崎真白である。 彼女に玉砕された男子は数知れず。 新もまた、彼女に告白をした。 結果は見事な玉砕。幼馴染に慰められながらも家へ帰る…

　大学生の新藤祐樹（ゆうき）は、突如起きた大地震に巻き込まれて命を落とす。するとお約束の真っ白い空間で目覚め、神を名乗る男女に迎えられる。 　この二柱の産み落とした諸世界の一つが…

大学では学生時代を謳歌するというよりも就活に勤しむ日々だった……と言っても過言ではない程、就活に尽力したにも関わらず、起業したての小規模IT企業に身を置くしかなかった坂城優。 新…

私は彼に告白するために、彼に会いに来たんだ。

朝の眩しさと幸福と柔らかさと四季とまーくんの卵焼き。

第一次世界大戦から数年後。ドイツ南部にあるライン河畔の小さな町に訪れたジャックは、老人の頼みを通じて探し物が得意な二人の幼女と出会う。 少女と二人との平穏が過ぎる中、パーティー会…

普通が服を着た男子高校生、四月一日亞生(わたぬきあせい)。そんな彼には譲れないものがある。 　それは百合。 　女性と女性の友愛や恋愛を描いた尊い存在。亞生は百合をこよなく愛する百…

夫の転勤で東京で暮らし始めた早希は、故郷にはいなかった奇妙な『虫』をあちこちで目にするようになった。大きさ十数ミリしかないその『虫』は、人間の形をしていた。 ※注意・私の作品に…

神話級に「色々なもの」に好かれまくる、霊感が強すぎるTさんに、柴犬のごとく懐いた霊感ゼロのKが聞いた、一緒に体験した怖い話。 注：この小説を読んだ際、いかなる事象が起こっても作者…

とある県立高校の通学路となっている坂が舞台の短編ホラー。主人公の「僕」による一人称語りで進行します。 決して爽やかな内容ではなく、人によっては不快な部分もあるかと思いますので、…

　高校入学後、青春を夢見るだけで実現することが叶わなかった俺は、二年生になって以降、彼女のことをずっと見つめていた。それはクラスでアイドル的な存在である幼馴染に、俺の心情を悟られ…

「壁の国は光で満ちていた」 暗闇が排斥された近未来。政府直属の殺し屋として働くQは、無邪気な娼婦エラと出会う。彼女への独占欲を膨らませたQは、エラの買い取りを試みるが……。 …

ユキヒトの夏を構成するもの。 １、青い空。２、白い雲。３、照り返して光るプール。４、甘いロリポップ。 ――５、人魚。 彼と人魚の一夏の駆け引き。 *** なろうにも掲載中。

自称魔王が封印されてから幾星霜。待てど暮らせどトドメを刺すはずの勇者が現れない。共にいた女神も強烈なビンタを置き土産に最後、姿を現さなくなっていた。何も無い空間に一人取り残された…

　王暦915年。舞台はアーレンバレス王国。 　現在この国では、子供たちの失踪事件が相次いで発生している。 　どうやら、その原因と思われる者たちは『悪の教団』と仮称されている集団ら…

鬼蜘蛛は禁断の恋をした。己の餌である蝶の美しさに気がついてしまったのだ。 愛する者の為に死ぬ。愛する者を食べ生きる。 どちらにしても鬼蜘蛛の想いは蝶には届かない。