概要
決して届かぬ、決して叶わぬ想いだってある
鬼蜘蛛は禁断の恋をした。己の餌である蝶の美しさに気がついてしまったのだ。
愛する者の為に死ぬ。愛する者を食べ生きる。
どちらにしても鬼蜘蛛の想いは蝶には届かない。
愛する者の為に死ぬ。愛する者を食べ生きる。
どちらにしても鬼蜘蛛の想いは蝶には届かない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!絵本のような描写と詩的な会話が素晴らしいと思いました。
読みあい企画から読ませていただきました。レビューを書かせていただきます。人の作品にコメントを残すのは初めてですので失礼があるかもしれませんが、ご了承ください。(アドバイスのような出過ぎた真似をしている箇所もありますが、読み流してください笑 初心者の戯言にすぎません。)
蝶や花たちの会話と童話的な風景描写が良い親和性をもっていて、読者を作品世界に引き込む力があるなと感じました。
「あっちに色の濃い麗春花ポピーが咲いてるって
行ってみようよ
行ってみよう
ねえどこ行くの?
あっちに美味しそうな麗春花ポピーが咲いてるって
私も行きたい
ねえ連れてって!」
こ…続きを読む