「げどまよ」を含む小説

末っ子王女のティナは、膨大な魔法力があるのに家族から評価されないのが不満。生まれた時からの婚約者、隣国の王太子エドとも婚約破棄されたティナは、古城に引きこもり、魔力でポーションを…

「お腹すいたなぁ……。最後に食べたのはいつだっけ……」 　少女は空腹だった。 　奴隷狩りに捕まり、奴隷として売られる直前で逃げ出してきたのだ。 　街中では、あちこちから良い匂い…

　なんとなく選んだ高校で、俺はふしぎな魅力をもった少女に出会った。 彼女のモットーは、『ぜったいに人を嫌いにならない』こと。 　これは……ひろしげと呼ばれた俺と、その少女が、高校…

余命二年の儚げな少女——水無瀬風香との閑話部での二年間を紡いだ青春物語です。

五月は家族親戚と連れ立って、とある週末に曾祖母の米寿のお祝いをする為に父の実家に向かった。曾祖母は集まった家族や親戚にとても嬉しげだった。その帰り道の車中での叔父の言葉が忘れられ…

妻からの相談を受けて困った分隊長の鬼之面は右腕の懐刀とともに、夜の街へと調査に乗り出して……。

「ネコ缶サバ缶第六感」のボツげふんがふん……、あさぎの元に鞘から、見つけたサバ缶が送られてくる。しかしこの世界、缶切りがないので開けられない。さあどうする？

　端正な顔立ちの彼が楽しそうに話す姿を見ながら、このひとの楽しげな言葉に、彼女が笑っている顔を想像して、胸が、ちくり、と痛み、無性に悔しくなった。その痛みや悔しさの理由を、あの頃…

　とある家に、ほぼ笑わない赤ちゃんがいました。 　ずっとムスッとした顔をしているので、みんな「可愛げのない子どもだな」と思っていました。 　そんな赤ちゃんでしたが、なんと笑う時が…

通学路にある公園で。毎朝見かける少女に一目惚れした。彼女は桜を見上げている。けれどその横顔はいつもどこか悲しげで……

左京ゆり様の企画「英国の本棚」に寄せて書きました。 課題に奮闘するサラは、ただ訳すると言うより内容超えて物語にのめり込んでいく。遥か遠い時代のあれこれ。そこに込められた思いを知…

同題異話・三月号参加作品。 社内広報担当の浅見。なにげにお気に入りのコーナーが終わってしまうとしって絶望する。 連載終了の知らせに納得の行かない浅見に対し、上司は「本人に聞きに…

　ロボットが生活の一部となった近未来。 　人と見分けのつかないヒューマノイドによる事件が起こり、その危険性に気づいた国により、違法ロボットの取り締まりがはじまって十年がたった──…

　私、初音はオジサンの話し相手やマッサージでお金を貰うのが趣味のビッチである。 　ホテル街、ついに初体験を売ろうとしたら風紀委員の彼に止められた。　 　マジメガネ、これが彼、しど…

勇者の従者で、器用貧乏だけが取り柄の気弱げな美少年トルル。 はじめて訪れた街で彼は、いつの間にか勇者として街の命運を賭けた決闘に挑むハメになる……。 しかもその相手は、魔王軍最…

高校二年生の春がやって来た。 父の教育方針で総資産が四億を超えた投資家の俺は、指定校推薦のためクラスの委員長になり、生徒会に入ることを決めた。活動をするうちに、個性豊かな美少女と…

推し活しているアイドルについて熱心に、そして誇らしげに話す少女。それを青年はうなずいて聞いているが、その顔はどこか悲しげだった——

これはとある二頭の竜の語らい。 時代の遺物と化した我が身を嘆く赤竜に対し、黒竜は自身が抱く”夢”について話す――。

主人公サカキ・ボタンと副主人公のクレス・クレイン。 よく怒り合ってるけど、仲はとっても良い。　 ひょんなことから出会い、ひょんなことから一緒に旅に出る。 お互いがボケあい、お互い…

　アンチクレパスキュラー・レイズ＝反薄明光線。 　眼鏡の優しげな医師。 　彼を頼る少年。 　医師のもうひとつの裏の顔。 ＊マリオネットインテグレーター２以降に登場するキャラ…