「波紋」を含む小説

「－－くんはこの世界が何色に見える？」 「私はこの世界は赤いと思うよ」 　親に蒸発され、貧しく多忙な日々を送っている僕と妹。そんな僕に近頃彼女ができた。しかしながら舞い上がるわ…

綺想編纂館様（朧様）が主催されている企画、ノベルバー 2021 への参加作品です。 11月1日〜11月30日の間、1日1つ、決まっているお題に沿ったお話を書きました。 昨年に続…

神話の時代、アマテラスが天岩戸に引きこもり、そこから引きずり出された時、偶然、光の神、闇の神、境界の神の三柱を生み出した。光の神と闇の神はその相反する神性から、眷属を使って常に争…

自殺が合法化された日本。自殺を手伝う奇妙な職業が発生した。彼らをクロージングコンサルタントと呼ぶ。 死によって広がる波紋、秘された思い、命の使い道。自殺する権利は何を生むのか。津…

助手阿《じょしゅあ》悠一《ゆういち》は何処にでもいるゲーム好きの25歳だ。ある日の事彼はいつもの様に10年以上ハマっているRPG、BraveSoulFantasy《ブレイブソウル…

地球連邦が成立し、宇宙に人類は進出していた。 しかし土星を中心に地球連邦からの独立の機運が高まり、地球連邦宇宙軍の支配が及ばない「非支配宙域」が生まれていた。 地球連邦軍はこの非…

ここは「原初の星」と呼ばれる惑星。 この星では生活のエネルギー源として「イェソドエネルギー」と呼ばれる力を使っているが、その原料である「イェソド鉱石」は人間が長時間触れると身体に…

友人の思わぬ家族模様が、「私」の人生に静かな波紋を与えていく。

何の不満もなく過ごしてきた日々。いつも周囲には笑顔があり、人生は輝いていた。ある日、クローゼットから発見されたビーズの指輪がそんな毎日に波紋を投げかけて…… 夢月七海様の自主企…

社内の廊下でぶつかってきた彼女。一つの波紋を広げ走り去っていった。ピアスの片方を落として。

ここは世界の裏側。 誰もが生まれながらに魔法が使える場所。 舞台は、世界の片隅にあるリモンシェット校。 世の中には古代魔法と近代科学魔法の派閥があり、近代派の男子生徒、ゾマーは…

打てば響く兄妹の話。 自主企画「私と小説ラップバトルしてくれる方いませんか？」への参加作品です、 企画URL↓ https://kakuyomu.jp/user_events/…

若くして鍵師として生計を立てるアーウィン。今日も王都クランスでは転生勇者の働きを讃えるパレードに人々は熱狂していた。誰もが彼らの存在を誇り、讃え、人々の熱は頂点を見せた。 パレー…

※暴力描写、過激描写が多く存在します。苦手な人は気を付けて下さい。 私、由理(ゆり)はだれかと入れ替わりたいと思った直後にその人と2時間だけ入れ替われる力を持っていた。悪用され…

　一粒の雨が……落ちてきた。 　それは澄み切った闇に波紋を広げる。最初は小さく徐々に大きく。 　その一粒を合図に、雨はどんどん降り注いだ。静寂を守っていた闇は、雨粒にかき乱されて…

　第五龍暦二千二十八年。ついに大陸西方の覇権国家の『レイヴン王国』を下した西方のアーシアン勢力『革命同盟』は、人の解放と称して龍が統治する大陸南方の大国『龍王議会』との国境に大軍…

　龍と人が共存するジョテーヌ大陸では第五龍暦時代の創始から永らく、強大な力を持つ龍の介入により人々の間で大きな戦争が起こることは無く、安定した繁栄の時代が続いていた。 　しかし第…

つい、ドヤ顔で説教したがる中高年の持病を患った主人公は 後輩をつれて今日も飲み屋で説教タイム。 そんなとき、自分の名言がお金になることに気づくと……！？ ↓前回の投稿↓ 『…

投げ捨てたサンダル。 物語サークルの「蛍」のお題で書いたショートショートです。

叩き上げで警部にまでなった父を持つ高城貴子は、厳格な父の期待通り、大人しく生真面目でクラブ活動に熱心に励む、負けず嫌いな性格だった。地味な雰囲気に反して、その要旨は、アイドルに似…