ミリオン級潜航艦三番艦「チャンドラセカル」の極秘航海記録

和泉茉樹

(第1部 あらすじ)

こちらは、第2回ファミ通文庫大賞にエントリーするための第1部のあらすじになります。ネタバレを含みますので、よろしければ「プロローグ」からお読みください。

 宇宙に人類が進出した世界。地球を中心とする地球連邦からの独立の気運が土星を中心に起こり、正体不明の艦船が出没するようになっていた。火星の報道社に勤めるライアンは、連邦宇宙軍の新造艦に従軍記者として乗艦する指示を受け、木星へ向かう。その新造艦はチャンドラセカルと名付けられた、最新技術を結集した、潜航艦だった。この最新鋭潜航艦の艦長は、民間から採用された「神童」とも呼ばれる青年のヨシノ大佐。副長のイアン少佐や大勢の乗組員は一致団結し、地球連邦の支配の及ばない非支配宙域を探索し、独立運動勢力、敵性の艦船を摘発していく。そんな中、チャンドラセカルは強力なレーザー照射攻撃を受け、ダメージを負う。きわどいところで危機を脱するチャンドラセカルでは、ヨシノ艦長は復讐を誓い、逆襲に転じ、このレーザー砲台をチャンドラセカルに搭載されている電子頭脳のセイメイに奪取させるが、敵性組織はレーザー砲台を自ら破壊し、これを連邦宇宙軍に奪われるのを回避した。戦闘により傷ついたチャンドラセカルは宇宙基地へ帰投し、ヨシノ艦長はそこで職を辞して、艦を降りる。ライアンも火星へ戻り、報告書を書くはずが、勢いに任せてチャンドラセカルでの経験を元に物語を書き上げる。その物語が出版される方向へ動き出すライアンだが、連邦宇宙軍から従軍記者として艦船に搭乗するように依頼がくる。これを受けたライアンは木星へ向かうが、木星へ向かうシャトルでヨシノと再会し、そしてヨシノは再びチャンドラセカルの艦長に、ライアンはその艦に乗る従軍記者となるのだった。

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