「夏 川」を含む小説

第五回こむら川朗読小説大賞「先延ばしの理由」を書いてみて思ったこと、伝えたかったこと、ちょっとしたウラ話などなどの雑記です。思ったより長い文章になってしまいました。たぶん。 他に…

天気のいい夏の日 あたしは妹と共に河原へ遊びに出掛けた 穏やかで透明感のある川 「どうして川に入らないの？」 「だって、川は真っ赤なんだもん」 4歳の妹は笑う…

第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です

兄の頭に手を突っ込んで、死んだ金魚を掬い出した。 夏、田舎の実家で俺は兄を殺した。浴槽で首を切り落として血を流している最中、近くに置いていた金魚鉢が兄の頭にくっついて身を起こし…

祖母の家の離れには、美しい人がいた。 『触れ合ってはいけない。相槌を打ってはいけない。泣き顔を見せてはいけない』 その三つの禁止を破ってはいけない。 ---------- 第五…

　高校二年の夏休み。健人には好きな人がいた。いつも一緒にいた幼馴染。いつか幼馴染以上の関係になれれば良いと、甘やかなことを薄ぼんやりと考えていた。 お題『男性一人称』 　第五…

ある夏の日、旧友と過ごしながら創作活動に頭を捻っていた男、真壁。 友人の一言から、なんてことのない学生時代の一幕を思い出す。

夏ですから。死体を埋める季節です。夏の暑さに腐る死体と土の香りが懐かしい季節のはずなんです。 でも現実、上手く行きませんね、あはは、あはあはあは。人を殺すまでは簡単なことです。…

夏本番の暑さが続く今日この頃 日本では昔からお盆という風習が各地に残っており 先祖の霊が一時的に家族の元に帰ってきたり 逆に行き場のない霊たちを神様が導いてくれたりと 心霊にまつ…

夏の夜、高校生2人から「人を殺した」と通報があった。しかし彼らは互いに「自分が殺した、悪いのは自分だ」と言い張る。二人ともがそんなことを言うのはありえないのだと、彼らの話の真実を…

第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です。 ワンルームで半泣きの兄貴、呆れているおれ、昨日出来上がったらしい死体。外にいるだろうセミは痛いくらいの日差しで元気をなくしているらしく、…

第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。 夏の午後、サークル室で行き遭った後輩に奇声を投げつけられた挙句、雑談に付き合わされる話です。

第五回こむら川小説大賞出品作どす

【第五回こむら川朗読小説大賞参加作品】 天文学者を夢見る幼馴染の直哉と共に、正樹は学校の裏山へ流星群を眺めに行く。 降り注ぐ星々に混ざって浮かぶ"それ"は、大きな事件を引き起こし…

「第四回偽物川小説大賞」に参加させて頂きます。 昭和っぽいだらだらしたお話です。 親子愛って分類の「ストーゲイ」になるのかなと思って指定しましたが違ってたらすみません。

【第2回Solispia文学賞で佳作を受賞しました。ありがとうございました！】 　病気で父親を亡くした少年、高橋都（たかはしいち）は、四年ぶりに故郷である神無し島に戻ってきた。…

ぼくと木元《きもと》くんと坂神《さかがみ》くんは、仲良《なかよ》し三人組《さんにんぐみ》。 川《かわ》へ遊《あそ》びに行《い》った、あの夏《なつ》の日《ひ》。 そこで手《て》に入…

天下を二分した関ヶ原の合戦から十数年後、九度山に幽閉の身の真田幸村(信繁)の娘お梅は川で溺れた所を、若い修験僧に助けられた。その若者こそ後に“ 鬼の小十郎”と呼ばれ大阪の陣で伊達…

☆関連作品☆ 神宮寺が"氷の女王"と過ごした１週間の青春。 https://kakuyomu.jp/works/16816927860400272744 ☆あらすじ☆ たとえば…

《あらすじ》 　麗かな春。 　42歳独身、時代物BL小説家の溝口晶（みぞぐち あきら）は幼馴染、佐野郁子（さの いくこ）の息子である高校3年生の一樹（いつき）から猛アプローチを受…