「仄暗い」を含む小説

クソゲー寄りの人生、そのノーマルエンド。

周りから見ればはよ付き合えやと思ってしまうほどの主人公とヒロインは両片想い。周りの計らいで2人で過ごす時間もできるが、なかなか踏み出せない主人公。そんな中、ヒロインを狙う男が現れ…

ホラー同人誌を作るため、雰囲気のいい写真を撮れる場所を探していたＩさんは、『水道タンク裏』という停留所名を見つけた。 「ちょっと廃墟っぽい、いい写真が撮れそうだなあって思ったん…

ただ実際に、私が見た夢を書き起こしたいわゆる夢日記です。 夢を見た後の語り、というよりは夢の中で実際に見た、感じた事を書き起こしているので、読みにくさあると思います。その点は夢…

母から聞いた遠い日の怪異の記憶。 ……帰省もままならない現状ですが。 遠い夏の日、親戚の叔父さんから聞いた怪談話のようなテイストをイメージした話です。

　光刺さない岩肌がむき出しになった黒い大地、ぽつりぽつりと風に乗り白い光片が流れて行く先。 　少しの白色に輝く街頭が照らす人気の無い街の中央には、まるで好物を前にした子供の口のよ…

田舎の祖母の家やその周辺の、仄暗い雰囲気をイメージして書いた短編です。 こわくないよ！

──仄暗い牢で彼は言った。私に二度の幸せをくれると── 政略結婚のために隣国サンルータ王国を訪れたナジール国の第一王女、アナベル。ところが、サンルータ国王は態度を豹変させる。 …

とある高校の中で有名な霊感を持つ『霊感少女』とどこにでも居る普通の男子高校生『僕』との会話。幽霊が見える霊感少女ならではの幽霊観と死生観、そして哲学のようなものを描く青春ホラー小…

人形を見つけた男の話。

「端的に言いますと、あなたを神様にしてしまいました」 　仄暗い過去を持つことを除けばごく普通の高校生である麻布灯醒志は、その日、新たなる神となった。 　正直、突然神になったと言…

　闇血帝国は吸血鬼と半吸血鬼の貴族に統治されている国だ。吸血鬼の祖先は、悪魔の力に汚染された妖精だが、今、彼らは他の妖精と人間を統治している。吸血鬼の貴族は先進の魔法文明を築い…

　特段必要とされないながらも、心の何処かでは誰しもが『強さ』を求めている。 　欲望のため、正義のため、愛のため、復讐のため。 　そしてまたある者は、剥き出しの『強さ』という、その…

互いが互いを見張る監視社会の中で、規律から外れた人間は国の更生施設に送られる。戻らない者も多く、仮に戻ってきても意思や感情の乏しい、死人のような顔になっていた。そんな管理社会で生…

某マップで仄暗い愉悦に浸っていた悪い人間の末路。ホラーのつもりです。 （※例の１０年前の出来事が話の筋に組み込まれております。まだ現在進行系であり、話のギミックとして使うことの…

とある事情から小船で旅をしている少女の話です。ちまちま更新しております。 主人公は同じですが、基本的に一話完結の短編集の様な形を取っています。（幕間除く）

これは終わる世界の、終わる皆の、終わりに向かっていくお話。 傭兵事業の盛んになった近未来を元特殊部隊の男と『人並外れた』少女が旅をする。だが彼らに未来は無い。 決して、無い。

小さなボストンバッグと一枚の乗船券を持って、夜の埠頭にやってきた。豪華客船の出航を待つ鈴木が出会ったのは、黒いコートの男。船が出るまで束の間交わした会話から、鈴木が思い出したのは…

　1985年6月、とある団地内の炭鉱で爆発事故が発生。原因は正体不明のガスだった。口封じの為に団地の住人は隔離され、飼い殺されることとなってしまう。これまで確認されてきた、どれと…

昏く、儚く、美麗なるファンタジー物語詩。「灰の姫君の獣」ほか。気が向いたら更新。