伝聞調の本作品。ターニングポイントは冒頭の帰路の選択。女学生らしい理由で暗闇の道を進む自然な流れは妙にリアルで、巧みな描写と相まって、まさにリアルな怪談話を聞いているかの心地になります。そして出会った謎の人影。タイトルにもある辻の人。時代背景も昭和四十年と、日本の怪奇が色濃く残っている雰囲気も怖さをひき立てています。皆さまもぜひお読みになられてくださいね。※この度は「おばけのお話募集」企画にご参加くださりありがとうございました。
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