「一般文芸」を含む小説

【カクヨム公式自主企画 百合小説にてカクヨム賞をいただきました】 大学二年生の彩都《ｻﾄ》は同学年同学部の花耶《ｶﾔ》を推している。それは憧れでもなく、恋でもなく、推しとしか呼べ…

高校生の青（じょう）は素敵な小悪魔シルさんと出会って大きく人生が変わる。 シルさんへの想いとは裏腹に別れた元カノの来未（くるみ）、文芸部部長の未知さん、国語教師の杏子先生がかわる…

『なんでもできるはずなのに、なんにもやりたいことがない。これを、大学生のジレンマと名付けたい。』 京都で自堕落な生活を送る大学生、蒼依たちの元に舞い込んできたのは大学初のミスキ…

幼少時から男の子のように振舞ってきた少女ティセ。かつては快活だったティセはいま、亡き父と見た夢を抱きながらも、鬱々とした毎日を送る。旅へ・・・・・・ここではないどこかへ・・・・・…

物語にするには短い話 基本1話完結、たまに中編に成長するかもしれない 12/24 大見出しをタイトル、題を簡潔な内容を示したものに変えました

深夜のコインランドリー。 そこで偶然出会った、二人の女。 立場の違う彼女たちが、言葉を交わしていくうちにほんの少しだけ自分たちの生きにくさに向き合っていく。

僕こと「春本 樹」は日本から派遣された南極探査員。 オーストラリアと南極を行き来する生活を送っていた。そう、『あの日』までは。 いつものように南極の基地で環境調査をしていると、…

あの日、ひなこは、踏切内で転倒した高齢の女性を助けようとして死んだ。高齢女性の孫の藤沢珠樹に怒りをぶつける僕だったが…

久しぶりに実家に帰ってきた久紀子。歳をとったけれど、相変わらずの母。けれど、だんだんといつもと様子が違うことに気がついて…… 一般文芸作品です。人生はほろ苦く、けれど温かい。

　巨人伝説研究家、角田六郎（つのだろくろう）は巨人の実在を知る数少ない真の研究家である。 　だが、彼が行く先々には、巨人が実在しては困る常識人達が立ち塞がり、毎回、アレな展開にな…

近現代の中央線、その沿線には雑木林が広がっており多くの生き物が人々の隣に暮らしておりました。今よりもちょっと昔の物語です。

　私は華やかなイルミネーションが消える瞬間を待ち続ける。 　なぜそれを待ち続けるのか？ 　そこへ現れた若い女の子の目的とは？ 　第3回角川武蔵野文学賞の武蔵野×一般文芸部門応募…

4歳の誕生祝いの席、太宰治を水死体の人として知った「私」。 親が故人となり、実家がなくなる時、それを思い出しながら郷里に流れる玉川上水を訪れる。 変わり続ける街に故郷の縁を探すが…

　 　初めて武蔵野の月を見たときは驚いた―――それはあまりに空っぽだったのだ。 　空っぽ、というのはつまり、この土地だから、というものが何もないということだ。ただそこに月が浮かん…

なぁ、そこのあんた。 一つ、話しを聞いておくれよ。悪い話じゃない。 そんな風にして、ホームレスの男性は自分の半生について語りだした。 それは後悔を売ったという不思議な話で、その…

　俺は本当に、家族のために頑張ってきた！ 　それのどこがいけなかったというんだ！？ 　――現代家庭でありがちな思い込みを問いただす問題作。 　第3回角川武蔵野文学賞の武蔵野×一…

いまはむかし──。 南朝の残党が跋扈する室町の世、はるか東の方、武蔵国中野郷に中野長者と呼ばれた男がいた。

遠い昔。武蔵野の地に魅せられた死神――紫香(しか)は、雨の夜にかけがえのない邂逅を果たす。 ＊「第3回角川武蔵野文学賞(武蔵野×一般文芸部門)」への投稿作品です。

僕らは、無意識に裏切り合っている。 2019年、平成が終わろうとしていた頃の日本。時代の大きなうねりのなかで、この時も人々は各々の勝手を生きていた。たとえ誰かの人生が恵まれてい…