「幽霊でません」を含む小説

霧島フミヤは、18年という短い人生を終えた。生まれたときからの病で、18年間病院のベッドで過ごし死んだ……気がつけば森の中でユラユラ風に揺られていた。 どうやら幽霊になったみたい…

　得体の知れない四十四の怪異を綴った短編怪談集です。基本的に『夜行奇談』と同じコンセプトですが、前作であったいくつかの反省点を踏まえ、今回は ・読みやすいように各話とも短くまとめ…

暴力描写はありませんが、親子の確執、生と死の相克、障害や病気など、やや深刻な内容を含む作品です。 苦手な方はご注意ください。流血表現も多少あります。

そこは夕顔が咲くので有名なお寺でした。 夏の宵闇に白い花が茫と浮かび上がる。 盛夏の時期にだけ飾られるという幽霊画、 その曰くを聞いた時、心底恐ろしいと 思ったのです。 …

後宮で働く下っぱ宮女麗鈴と傾国の美人のような美貌を持つヘタレ宦官李珀にとある依頼が舞い込む。 「古びた離宮に現れる幽霊を退治せよ」 下っぱ宮女に頼むの間違えてません！？ 専門…

死んだ俺と幽霊好きの彼女との日常と非日常を描いた作品

要するに普通の実話怪談です。 日本で集めた怪談を載せています。国内怪談に飽きてしまった方はぜひ『海の向こうの怪異録』へ。

朝霧清花は、『おせっかい』と言われるのが怖い、中学一年生の女の子。 ある日、クラスメイトから押しつけられた体育倉庫の掃除中、幽霊にからだを乗っ取られてしまう。 誰も清花の中身が入…

慶介はハイキングコースから外れた場所にあるトンネルに入る。

変わってしまった世界で、少女たちは身を寄せ合って一つのラジオに耳を傾ける。 それは在りし日を思わせる光景。

人が、客が、滅多に訪れない文殿。纏屋書店。妖怪を扱い怪異を紡ぐその古書店の扉に手を掛けたのは一人のクレプトマニアの男性。 「知っているか？クレプトマニアって。」 精神病の一つ…

第二部完結済み。 「天才作家ですが人としては失格」⇄「作家を敬うって業務メモに書いておきなよ」 仕事人間の編集者右上と、書く以外の才能がない天才作家一色琴乃。妖怪や都市伝説は事…

いつからか、海の方から唄声がする。 哀しい子守唄のようなその歌は、嘗て海で 死んだ者の嘆きだろうか…将又、海の 魔物の誘いだろうか。 例の【猫魔岬】であったこと。 《…

演劇の世界を舞台にしたミステリです。 拙作、『ブルー・スモーカーズ・ナイト』『徒花を喰らう』と同じ世界線ですが、今作だけでも読むことができます。連載です。毎日朝七時ぐらいに更新で…

誰でも見たことのある怖い夢。 時に意味不明であったり、時に支離滅裂であったり、時に可笑しかったり、時に恐ろしかったり……。 これらは見たことのある夢である。 つまり夢に出てくる可…

『夢の中の貴方に会いたい』 売れない歌手志望の熊井梨子。 なにもかもうまくいかない日常を過ごしていた梨子はある日不思議な夢を見る。 とてもリアルでまるで現実のような夢。 そこ…

『あなたには思い残していることはありますか？』 就活失敗した大学4年生の初夏。 ふと思い立って自ら命をたった青年は薄れゆく自我の中で大切な事を思い出す。 生きる理由。 生き…

「部活が廃部になりそうなんだ！力を貸してほしい！！」 そんなよくある一言から全ては始まったのだった 映像研究会ことエイケンに所属していた主人公、禊萩蓮は友達であり作家である伊…

主人公「隆」の身に実際に起こった、摩訶不思議な様々な出来事を綴っている。 ここに登場する人物や場所は実在する又は実在した人物や場所で架空の物語ではありません。

森の奥深く、誰も通らなくなった忘れ去られた道の果てに、古びた屋敷がある。 その屋敷にはこんな噂話がある。 「あそこには帰らぬ主人を待ち続けている執事の幽霊が出る」と。 その忠実…