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概要
砂浜の砂みたいに、望んだ未来は手のひらから零れ落ちていくんだ
盆の13日に、墓へ故人を迎えに行く風習がある。
迎え火、と言っていいのだろうか。
夕暮れ時、墓にロウソクを灯したら提灯へ火を移して家まで帰る。
ところで、あまり関係がないが墓にまつわる怪談話がある。
盆の墓で、死んだ人に会えるそうだ。
どこにでもあるありふれた話だが、地元に伝わるのは幽霊が出る話ではない。
幽霊の代わりに、墓石の前に穴が空く。
中には死者の居る未来が存在するらしい。途絶えてしまった、生きた未来だ。
これは、どこまでも報われないラブストーリーあるいは、ただの怪談話だ。
『零れ落ちた未来』
迎え火、と言っていいのだろうか。
夕暮れ時、墓にロウソクを灯したら提灯へ火を移して家まで帰る。
ところで、あまり関係がないが墓にまつわる怪談話がある。
盆の墓で、死んだ人に会えるそうだ。
どこにでもあるありふれた話だが、地元に伝わるのは幽霊が出る話ではない。
幽霊の代わりに、墓石の前に穴が空く。
中には死者の居る未来が存在するらしい。途絶えてしまった、生きた未来だ。
これは、どこまでも報われないラブストーリーあるいは、ただの怪談話だ。
『零れ落ちた未来』
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