「実は知ってます 短編」を含む小説

声優養成所に通う高校1年生の七色歌恋(ななしきかれん)は悩みに悩んでいた。 ｢貴女の演技はどこか薄っぺらいわね｣ 担当する講師にはいつも同じ事を言われる。 ｢薄っぺらいっ…

　ーーーー迷宮（ダンジョン）と言うものを知っているか？ 　呼び方は時代や地方によって数多あるものの、それらの言葉が指す本質はそうそう変わらないだろう。 　それらは今も変わらずに…

投稿済みの『完結】糾弾された伯爵令嬢は嗤い　予知夢で知る義兄は回収する』の下書き的作品。 ストーリーはほぼ一緒ですが　登場人物が違うのでテイストが変わっています。 御令嬢はおバ…

ぽっ、ぽぽっぽ、ぽぽ……。 ここ数日、夜中の2時になると不気味な声が聞こえてくる。俺はたぶん、その声の主を知っている。 その声が、俺を手招きしていた。 【カクヨム公式自主企画】…

不登校の主人公、鏡音瑠依(かがみねるい)は指定された日にちだけ登校すれば進級できるといわれ、嫌々ながらも登校する。 しかし教室についても、瑠依の席がない。いいや、席が変わっている…

「初恋なんて気が付いたらなってるもんだよ」 　教室にいると時折、恋愛話ってやつが聴こえてくる。 「もうね、ホントにドキドキが止まらないの！」 　ドキドキ？　私にそんな経験は…

　「シューディルくんのこと好きじゃないなら、彼に付きまとうのはやめてほしいの」――名前も知らない可愛らしい女子生徒にそう告げられ、エリザは困惑した。シューディルはエリザの幼馴染で…

その辺に転がってそうな恋愛話を短編にしました。5分もあれば読める短編集です。酸っぱくないのもありますがご愛嬌 ・『友達としてしか見れない』 勇気を出して告白したのに、友達とし…

　「恋人居ない歴＝年齢のセンパイだから、あたしが遊んであげますよ」と白い歯を見せて笑う彼女。だがしかし、彼女にはある秘密があった。その秘密を隠し続ける彼女だったが、やがてその秘密…

ミサキの心のなかにわだかまっている、幼いころよく遊んでいた「おばさん」の顔。そして、彼女がすでに自殺によってこの世を去っている、ということを知った高校三年生の夏、ミサキは「世界を…

高校3年生の冬、男はバイクで単独事故を起こした。 命に別状はなかったが、一部の記憶を失った。 月日は流れ、25歳の夏。 男が故郷に帰省すると、彼を知っているという女に出逢った。…

目まぐるしい勢いで変化していく現代に押し潰されようとしている学生たちへ。 選択しない選択もあることを知ってください。

誰もが知っている「竹取物語」 ちょっとＢＬ風味のブロマンス仕立てに二次創作しちゃいました。 優しく柔らかい世界をお届けします。 表紙絵 https://kakuyomu.j…

社会人三年目の春を迎えた俺は、通勤の電車で乗り合わせる女性が、Web小説家・水無月杏理だと知ってしまう。彼女の大ファンの俺は、奇跡のような巡り合わせを喜んだが、彼女は次第に小説を…

木林春夫という伝説の男を知っていますか❓ たぶん誰も知らないと思います。 私もよく知りません。 はっきりしているのは、木林春夫が伝説の男だということだけ。 ですが「伝説」…

　鳥音は、前世のトラウマから喋ることを極端に恐れるようになった。自分が何もしなければ、大切な日常を守れると信じていた。しかし無情にも、その宝物は崩れかかっているものだと知ってしま…

ある休日の朝、起き抜けの僕を、彼女が作ってくれた朝食の香りが迎えてくれる。そして、朝食後には僕が淹れたコーヒーを片手に、リビングのソファでのんびりと朝を過ごす。これが、僕たちの休…

異世界転移を果たした先──セイレ王国には花火という概念がないことを知った神崎ヒメ。 最愛の推しシリル・クロスフォード騎士団長へ、花火の説明をしてみても、「どこの戦場だ」と言う始…

学校一の不良で一匹狼の俺に彼女ができた。告ってきた相手は、優等生だけどおさげ髪のメガネっ娘で、いわゆる地味子。いじめられてたから助けたら、押しの強い告白をされて、なんとなく付き合…

第22回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「昨日失くした涙」 昇降口で見つけて一枚のメモ その落とし主を僕は知っている でも、本当の彼女のことは何も知らなか…