ルックアウト・サンシャイン

ミサキの心のなかにわだかまっている、幼いころよく遊んでいた「おばさん」の顔。そして、彼女がすでに自殺によってこの世を去っている、ということを知った高校三年生の夏、ミサキは「世界を滅ぼす」ことを考えつく――「おばさん」が帰ってくることはもう永遠にないと知りながら。
ミサキと「おばさん」の、たったふたりだけの世界の話。短編小説「ルックアウト・サンシャイン」です。よろしくお願いします。