「ホラー ショートショート」を含む小説

『ノックの音（達）がした。』と同様、「ノックの音がした」で始まる掌編を並べています。ごく短い作品は短編賞に応募しづらい気がしたため、とりあえずまとめてみることにしたものです。

きっかけは、いつもの口喧嘩だった。 超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。 世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるとい…

お金を出せば誰でも推しの子供を産める未来で、普通にお金を払って推しの子供を産むことにした女の子の話です。

青年の部屋は、異様だった。 部屋一面に配置された、アニメキャラの美少女フィギュア。 青年は、フィギュアに囲まれ、フィギュアを心底愛でながら日々を過ごしていた。 フィギュア…

　献身的な良子さんは、近所でも有名な自他とも認める良妻。 　そんな彼女を、日常に潜む「恐怖」が襲う。

約1000字のホラー・ショートショート。

どちらかというとコメディで、大喜利感がある。 ★コレクション：ホラー

電気を消したアパートの一室。僕たちは、机を囲んで怪談話をしていた。とはいえ、机の上で揺らめいているのは蝋燭の炎ではなく懐中電灯で、季節も夏ではなく、物理的に背筋が凍る冬だった––…

文章リハビリと修行用のショートショート。シーン練習ともいう。 『その他』ジャンル。玉石コンコース。 一話千字以下

　生贄の風習が残る山奥の寒村。 　五年に一度の生贄に選ばれた村娘のルリは山道を進み山の神の前に跪く。 　ところが山の神はうんざりしたように言う。 「また生贄を寄こしてきたのか。…

いつも乗るバスとは違う時間帯のバスその行き先は……。

3分で読めるショートショート、落とし物三部作その２。

原因不明の頭痛と、時々曖昧になる記憶……その原因は一体何なのか？

【主人公は三人】 親が再婚、めでたい話だ。 そして、向こうには何と姉妹がいるらしいではないか、ずっと憧れていた兄妹の存在。 高校二年で俺はずっと欲しかった兄妹の存在を手に入…

暗やみのなかをひとり、女が這っている。むき出しの大地はおおよそ平坦だったが、不規則なおうとつがある。盲目なので、暗やみであろうがなかろうが這ってゆくしかない。

随分前に書いたホラーのショートショートです。 10分かからず読み終えられると思いますので、もしよかったら読んでみてください。

サイコロを振って出た目で、僕は僕をイジメる奴らを殺している。もちろん、虚しい空想の中で。

「犯人の犯沢さん」のように黒い影の方が主人公になっています。 黒い影が北国の商店街を救います。 トリック？がわかりづらいかもしれません・・。 そして、最後まで解けない謎が一つ・・。