概要
悪魔が望むものは魂。人間の醜い欲望は、悪魔に最上の魂を捧げる
青年の部屋は、異様だった。
部屋一面に配置された、アニメキャラの美少女フィギュア。
青年は、フィギュアに囲まれ、フィギュアを心底愛でながら日々を過ごしていた。
フィギュアも――いや、彼女たちも、きっと自分のことを愛してくれている。
青年はそう信じ、青年のその想いは、フィギュアに対しより一層の偏執的な愛情を注がせていた。
ある日、青年がいつものように新しいフィギュアを探そうとパソコンの電源をつけたとき、思いもがけぬことが起こる。
なんと、パソコンから悪魔と名乗る男が突然あらわれたのだ。
悪魔は青年の願いをなんでも叶えてくれるという。ただし、その対価は青年の魂。
だが青年は大きな対価を払ってでも手に入れたいものがあった。
青年は迷うことなく、悪魔にある願いを望むのだった…………。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?