概要
百物語を終えた時……青行燈が、あらわれる
きっかけは、いつもの口喧嘩だった。
超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。
世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるという主張。
お互いがお互いの主張をに絶対に譲らぬ口喧嘩だったが、超常現象研究会の会長がとある提案をした。
百物語をやろう。百物語の最後には、必ず超常現象が起こると言われているんだ。だから百物語をやれば、きっと自分達の主張が正しいことが証明できる、と。
そんなことなどあるものかと、科学部の部長はそれを快諾し、百物語が行われるはこびとなったのだが、そこにある来訪者があらわれる…………。