「人間として 宇宙」を含む小説

故郷を失った男が砂漠の果てで見たものは、 これまでに見たこともない高い高い銀の塔。 そこには、男が苦しみ抜いた灼熱も熱射も、水不足もない、快適さと自由さと、自動化があった。 環境…

　初出は同人誌〈星群〉50号（1983年5月発行）。書いたのは確か1982年の暮れあたりだったと思います。 　まずは時代背景から。 　今でこそ女の子がロボットや戦車に乗るのが当た…

有り触れたことの中に不思議なことというのは存在します。むしろ人間は、不思議な世界とつい隣り合わせに生きているものなのです。そのように思い、自分なりの考えを綴ってみました。

男二人の船内はいつだってカオスだ。 二人の仕事は宇宙の嫌われ職業で１・２を争う何でも屋のＪＯＡＴ（jack of all trades）だ。 一人は日系のカイ・ヨシカゲ。 一人は…

ともすれば世界を歪めかねない力を発揮する人間族。その過剰な力を抑えるべく宇宙の均衡の理は吸血鬼という存在を生み出した……。そんな世界観に基づいて剣と魔法の世界を舞台に人間や吸血鬼…

2021年、突如宇宙人の侵攻によりほぼ占領された地球。 奇跡的に攻撃から逃れられた日本で、一人の青年が不思議な装置を発見する。 この発見が主人公と仲間たちの数奇な戦いの幕開けだっ…

人類は宇宙での生活へと、一歩を歩を進めていた。 各国がひとつずつ割り振られた、人が暮らせるように作られた宇宙ステーションで、選ばれた人々が生活し、人が宇宙で暮らす際のデータを集め…

わが『女戦士は穏健派』のヒロイン『幸瀬美智子（さちせ みちこ）』を中心としたキャラたちの休日の生活をコメディータッチに描いた、１話完結型の短編作品です。 コーヒーブレイクのお供に…

完全版の連載を開始しました。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883599984 「東中出身、田中真由子。平凡な人間には興味ありません。…

月イチで開かれる掲示板仲間のオフ会を取り仕切ることだけを生き甲斐とする冴えない高専生・洗馬 邦信は、駅から高専へ向かう途中の裏路地で、昔死んだはずの幼馴染・倉科 愛紗の姿を見つけ…

博士が向かった先は、未だかつて人類が到達したことのない未知の星だった。 そして、その星に住む宇宙人たちは人間とも思えない異形の生命体で……。

本もゲームも動画もなにもかも、全てのファンタジーを現実と一緒に身体で感じて楽しめる世界がある。 それはまるで携帯ゲームの世界で走り回って鬼ごっこをするように。 それはまさに睡…

この星は、他の星より宣戦布告を受けました。 緊急放送から告げられた、総理の言葉は 信じられない内容だった。 ――これは、異空間で行われる 宇宙人と人間との不可避の戦争。

宇宙船事業が活発化し、経済がかつてとは比較にならないほどに発展した地球。 貿易の中心地と化したそこは、魔術、超科学、怪人、怪獣となんでもアリの様相を呈していた。 それらの巻き起こ…

日本が世界に先駆けて軌道エレベーターを建設する…… あのアメリカに先駆けて…… そんな夢のような話は 宇宙を夢見る一人の男と ロボットを作るのが夢だった男によって紡がれていく………

　機甲歴世界―そこは私達の知る地球のそれとは大きく異なった別の世界、人は宇宙に進出し、人類は守護者の意味を持つ友人を得ていた。 　だが科学の発展は同時に人類に新たな敵を生み出した…

たとえ技術が進歩しようと、人間ばかりは進歩しない。 近未来の、あるいは宇宙の、とにかく科学を飛び越えた場所で、どこまでも人間の殻を破れない人々の短編集。 ※長編執筆中のため、更新…

惑星間の交通の要所「銀河座」。様々な店がひしめき合う中、スペースデブリの烙印を押されつつあるレストラン「ライブ・ナ・ライブ」。スペースデブリとして鉄くずになり果てる前に、ギャラク…

赤色人種の赤い髪、赤に変わる緑の瞳。それは特殊な色素によるものであったが、偏見により軽蔑されていた。 火星研究所の違法な人間兵器の研究から生まれた赤色人種の少年・千鶴は、そんな…

僕は物心ついた時から耳鳴りがしていた。それは僕が特別な人間だからだと思っていた。