「お仕事もの？ 短編」を含む小説

　時は西暦二〇三〇年。国は最先端ＡＩを駆使した犯罪監視セキュリティネットワークシステム・通称「ツグミ」を導入し、犯罪発生件数の激減を実現させた。 　だがある日、突如としてツグミが…

便利屋なんて不安定な事を何で始めてしまったのかと、何度となく思ってたきた。 でも今はこの環境が良かったと、この環境で良かったと思う。 「明日は何を食べさせようか」いつからかそんな…

『萌草文化考古学』とは――西暦２０００年を中心とする前後約５０年にわたる、アニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーを研究するもの。 ゼミの１年生・観野シズクは、あこがれの先輩であ…

ある女性が乗った馬車は御者のお爺さんに救われる。 最強のお爺さんが躍動するお話。

商業デビューを目指しているわけではないが、ダラダラと作品を書いてはWEBに公開している〈僕〉は、自分を作家未満だと思っている。 度々、SNSで反応をもらうことがあったのだが、〈…

※短編賞用に短くしたものです 日本情緒溢れる観光地、神織市には《逢わせの神様》の言い伝えがあります。 曰く、この町のどこかには《逢わせの神様》がやっているお店がある。 曰く、…

王都と北部を繋ぐ街、ルモニ。 英雄を生んだ街で賢者と称されるアドラーのもと、何故か領主の孫娘が助手として活動することになり、 小さな事件はやがて大きな事件へと繋がっていく……。…

魔法に縁のない一般人でお人よしの社会人、柚子。 血糖値が気になる彼女は行きつけのラーメン店でカスタムマシマシを頼んでいるのだが、その「呪文」のせいでもやしの精霊を召喚してしまう。…

TV番組制作の下っ端AD加藤は、ある時、謎のシェフと出会う。 彼は「スタッフが美味しくいただくためのシェフ」と名乗った。 パイ投げに使われたパイ。大食いタレントの食べ残し。わさび…

図書館に勤める私は、利用者さんである彼と知り合いました。彼と話していると楽しい。本で、文字で繋がっていると思えるから。 許可をいただきましたので、作中に藤井まや様がくださった詩を…

柴犬の爆発的増加により、世界は混乱に陥った。 積毛による交通網の麻痺。作物への被害。服に毛がすごい。 国土交通省『毛害対策局』の若手・羽柴は毛害対策に奔走する日々を過ごしていた。…

初めての夜会で王子に声をかけられたことで舞い上がっていたメイルだったが、彼の婚約者である公爵令嬢に馬鹿にされて苦い思い出となった。 夜会から数日後、メイルは辺境伯領で男女の逢瀬を…

友達少ない系の私が、大好きな親友(♀)のために心を売ったお話です。 ※『神様が死んだ日』というお題で描いた1,000文字くらいの短編。せっかくなのでリサイクル。なお、ネットに…

主な登場人物 清水　凛　このお話の主人公。椋の家の隣に住んでいる。いつも明るく、元気。四人の友達 柿本　泉　このお話の主人公。翔の幼馴染。大人しい。本が好き。四人の友達。 …

犯行現場を見るだけで犯人の心理や事件の全貌を把握できる天才モモが、犯人を思いやる捜査手帳をしたためる物語。

会社員の鮫川康太は、夜の電車で男が落としたスマホを拾う。 ふとスマホのロック画面を見ると、その男と、康太の妻である冴子のツーショット写真が壁紙になっていた。 康太は冴子の不倫を疑…

カクヨムコン短編応募作品　プロローグ＋全5話　毎日更新です。 知っていますが？人間の恋愛をサポートする部署で働く天使たちが居ること。 彼らがどんなふうにお仕事をしているのか、ほ…

　私の名前は、戸中井（となかい）かな。この名前のせいで、子どもの頃から悪ガキたちに「トナカイ！　赤鼻のトナカイ！」とからかわれてきた私にとって、クリスマスは一年でもっとも嫌いな行…

「なんで消費税をちょっと取るとブーブー言うくせに、一円の得にもならない推しには全財産を貢ぐんだ？」 　国民の異常な考えに納得がいかない総理。増税をすると不平不満ばかり言う国民に、…

元・売れっ子少女漫画家の早乙女キララ（♂）は、起死回生を図りたかった。 編集者より青年漫画家への転向を打診され、お色気絵の練習のために女子高生「ミユ」のパンツを描くことにした。 …