概要
500年後の未来から現在のオタク文化を考古学したら――。
『萌草文化考古学』とは――西暦2000年を中心とする前後約50年にわたる、アニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーを研究するもの。
ゼミの1年生・観野シズクは、あこがれの先輩であり、萌草考古学界の天才・蔵永アカシに夢中だった。
日々、先輩とともに研究や発掘に精を出すが、実は彼女には秘密があった。
シズクは転生者であり、まさに研究対象である萌草時代のまっただ中を生きた人間だったのだ。
ゼミの1年生・観野シズクは、あこがれの先輩であり、萌草考古学界の天才・蔵永アカシに夢中だった。
日々、先輩とともに研究や発掘に精を出すが、実は彼女には秘密があった。
シズクは転生者であり、まさに研究対象である萌草時代のまっただ中を生きた人間だったのだ。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ナチュラルに紡がれる非常に真面目なおふざけ小噺
身近なオタク文化を考古学的視点で捉えるからこそ、ネタとして大変面白く笑い転げながら拝読できるのですが、
実際に何百年単位で過去を遡ると、自分たちも至極大真面目ぶって当時の文化風習について、同じことをやらかしているのかもしれない……
(そして、もしそれを過去からの転生者が間隣で見聞していたら、同じように心の中でツッコミの嵐が吹き荒れているかもしれない)
という、二重三重の面白さが読み進める毎に畳み掛けてきます。
「かぶき者」だって、一種の厨二くんだったかもしれなくて、
「粋」だって、あるいは一種のパリピだったかもしれなくて、
そう考えると、
萌も草も、立派な流行分類学になり得ますね!(洗脳済…続きを読む