ナチュラルに紡がれる非常に真面目なおふざけ小噺

身近なオタク文化を考古学的視点で捉えるからこそ、ネタとして大変面白く笑い転げながら拝読できるのですが、
実際に何百年単位で過去を遡ると、自分たちも至極大真面目ぶって当時の文化風習について、同じことをやらかしているのかもしれない……
(そして、もしそれを過去からの転生者が間隣で見聞していたら、同じように心の中でツッコミの嵐が吹き荒れているかもしれない)
という、二重三重の面白さが読み進める毎に畳み掛けてきます。

「かぶき者」だって、一種の厨二くんだったかもしれなくて、
「粋」だって、あるいは一種のパリピだったかもしれなくて、
そう考えると、
萌も草も、立派な流行分類学になり得ますね!(洗脳済み)
コミケ会場も◯ニメートも聖地なんだから、宗教的に重要な遺構ですよ!(曇りなき眼)

ごほん、ごほん。
こういう大真面目な楽しいおふざけ大好きです。
続編出たら、絶対読みます。