概要
ウィジャボード。霊と会話をするための玩具で、少女たちは真実を知る。
お泊り会の日にウィジャボードを持ってきてほしいと頼まれ、アビーは困惑するが、友人のエミリが不思議な夢に悩まされていることを知り、協力することに。その夜、アビーの夢に現れたのは、今まで見過ごしてきた事実だった。
※史実に基づいた残虐表現が多少含まれます。
柴田恭太朗さんの自主企画【三題噺 #11】「GW」「東」「井戸」に参加しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656711565223
※史実に基づいた残虐表現が多少含まれます。
柴田恭太朗さんの自主企画【三題噺 #11】「GW」「東」「井戸」に参加しています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!アメリカ大陸の歴史の暗部にまっすぐ切り込むホラー児童文学の好編です
柴田恭太朗様主催の自主企画【三題噺 #11】「GW」「東」「井戸」への参加作品として執筆されたという今作。
この三題を出されて、アメリカ大陸の歴史の暗部にまっすぐ切り込むホラーを思いつく発想力と、作者さまの知的好奇心の旺盛さに、心から盛大な拍手を贈ります。
じわじわと恐怖を煽るストーリーテリングには、派手な演出や擬音描写はないに等しいのですが、読み進めるごとに文面から滲み出してくる不穏な空気の表現が秀逸です。
ほぼ一万字に届く文章量を一エピソードで括っていますが、読むのが全く苦にならず、あっという間に最後まで読破していました。
主人公アビゲイルの一人称視点で語られる心理描写と情景描写、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!アメリカ合衆国という国は
それなりに歳をとった私にとって、アメリカ合衆国という国は、スタイリッシュでクールでオシャレで、常に日本の先を行っている国というイメージが長くありました。
野蛮さから遠い国、アメリカ。私の中のそんなイメージは、映画【チェンジリング】を見た時から、『そんなことはないんだな。近代と呼ばれる時代には、そこそこ無節操で暴力的で野蛮な国だったのだな』というイメージに変わりました。
そして、今、この作品を読んで、『アメリカが犯した罪を責めるのもちょっと違うな。権力者が振るタクトに従い、思考停止で他者を蹂躙するのが人類の原罪で、手を汚さない権力者と手を汚す思考停止の兵という分業が人を狂わせてきたのかも知…続きを読む