ワークワールド〜神の怒りに触れた五人の物語〜

TYATAMA

序章 神の怒りに触れしもの

序章 神の怒りに触れしもの


ー時は2030年ー

ー下校中ー


ここは、日本のとある町。この道は、小学校の通学路である。今日もまた、子どもたちの声が響くー。


「今日の授業の将来の夢書く紙あったじゃん。みんなの将来の夢って何?」


ー私は清水凛。今は下校中なんだけど、この四人は私の友達だよ。今日の授業の話をしているんだー


「そうだなぁ〜私は人を支えることができる仕事だったら別になんでもいいかなぁ〜」


ー彼女は柿本泉。通称いずみん。とってもいい子だよ。ー


ー私は柿本泉。凛ちゃんの友達だよ。凛ちゃんはいつも元気で困っていると、いつも助けてくれるんだ


「そっか〜。その考えは流石になかったわ。でも、いずみんらしくていい考えだと思うわ。じゃあさ、委員長やそこの男子はなんて書いたの?」


「私は裁判官や弁護士とかそういう系かな。」


ー私は山吹色葉。みんなからは学級委員長をやっているから委員長と呼ばれているわ。彼女は凛さん、いつも元気で友達もたくさんいる子よ。ー


ー彼女は山吹色葉。通称委員長。学級委員長をやっていて、皆から、信頼されているよ。ー


「委員長らしい答えだね。じゃあ次男子。」


「俺は教師かな。」


ー彼は永島椋。私の隣の家の住人。いわゆる陽キャ男子。ー


「椋にしては珍しいね。勉強好きじゃなくなかった?」


「 勉強が嫌いなのは、今の授業を教えている教師の教え方が悪くて全くわからないからだ。だから、教師になるんだ。」


「ふーん。そうなんだ。翔は?」


「俺はとかに将来の夢はない。でも・・・ああはなりたくないな。」


ー彼は柳沢翔。彼については・・・特にない。言えるとすると、いずみんの幼馴染だ。ー


彼が顔を向けた先には、農家さんがいた。


「ちょっと、何言ってんの!流石にそれはないわ。農業だって、立派なお仕事だよ。」


「「そうだよ。」」


「そうだぞ。何言っているんだ。」


「なんだよ。お前らもそう思うのか。もういい。」


そう言って翔は走り去っていった。と思ったら、途中で翔が立ち止まった。不思議に思った四人は翔のもとに行った。すると、翔に近づいた途端急に謎の声がどこからともなく聞こえてきた。


「私は、古くからこの地を守り続けてきた神だ。先程お主は、農家を馬鹿にしていたが間違いないな?私は、お主の言葉に今までにないほどの怒りを覚えた。先程の言葉を撤回するなら許してやろう。だがもしお主にそのつもりがないのなら、お主には、いや、そこの四人も入れてお主たちには、今までにない試練を与えよう。」


「はっ、嘘をつくんじゃねぇよ。神様なんているわけ無いだろ。もしお前が神様なら、よほど器が小さいんだろうな。」


「「「「ちょっと何言ってんの」」」」


「そうか。なら・・・」


神様がそういった瞬間五人の真上から、雷のようなものが落ちてきて、五人に激突した。

そして、目を覚ますと目の前にあったものはー


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