賢者と貴族令嬢との謎解きや魔法アクションものと、言ってしまえばそういう話。
紳士的なようで回りくどく、のらりくらりとした賢者アドラーの物言いには、接していくにつれてクセになります。
対してまっすぐに正しさや未熟さも含めて表現するフィオラ・リスレットの姿勢には、こうして欲しいという想いをストレートに表現してくれる。
そんな二人のやりとりは、どこか回り道なようで、それでもお互いに対するリスペクトを感じる。
お互いにないものを感じ取り、尊重するような関係性。
いつまでも見ていたくなる。そんな気持ちを、抱いてしまいました。