概要
完全監視社会、崩壊。
時は西暦二〇三〇年。国は最先端AIを駆使した犯罪監視セキュリティネットワークシステム・通称「ツグミ」を導入し、犯罪発生件数の激減を実現させた。
だがある日、突如としてツグミが原因不明の機能停止に陥る事態が発生。
監視体制の崩壊が明るみに出る前に事態を収束させるため、サイバー警察局職員にしてツグミの生みの親・鳥飼翔が真相究明に動き出す。
ネットワークの隅々にまで目を光らせて日本中を監視し、セキュリティ面でも鉄壁の防御を誇っていたツグミを、一体誰が、どうやって殺したのか?
【#フォロワーが5秒で考えたタイトルからあらすじをつくる】誰が鶫を殺したか
(2023初稿)
だがある日、突如としてツグミが原因不明の機能停止に陥る事態が発生。
監視体制の崩壊が明るみに出る前に事態を収束させるため、サイバー警察局職員にしてツグミの生みの親・鳥飼翔が真相究明に動き出す。
ネットワークの隅々にまで目を光らせて日本中を監視し、セキュリティ面でも鉄壁の防御を誇っていたツグミを、一体誰が、どうやって殺したのか?
【#フォロワーが5秒で考えたタイトルからあらすじをつくる】誰が鶫を殺したか
(2023初稿)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これはもうSF映画……いや、ノンフィクションになるかもしれない。
レビューでこの物語をどう表現するかを考えた結果、
「無駄のないスタイリッシュな物語」と表現するのが良いかなと思いました。
いや「あそび」が無いわけじゃないんですよ。「無駄」がないだけで。
世界背景の説明があって、状況の変化があって、解決 or 結末、みたいにテンポよく進みます。序破急かな。
世界背景の説明、普通の技量で書くとgdgdになってしまう恐れがあると思うんです。こと、この世界のように緻密に作られた世界であればあるほど。
ところがそうなってない。ずっとこう、好奇心をくすぐられる感覚というのかな、「それでそれで?」という感じで前のめりになって読まされてしまう。気がついたら(上)が終わ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!コツグミ欲しい。今すぐ欲しい。
安定ってのは安心ではない。
安心ってのは安全ではない。
ディストピアは悪い意味でユートピアではないけれども、ユートピアは良い意味でディストピアであるわけで。
この物語の主人公が誰で、誰のために、誰の視点で語られるかを考えた時、ゾワッと肌が粟立つような寒気を味わうことができると思う。
短編ならではの無駄な説明も余計な人間ドラマも排除したスピード感のある展開は、詰め将棋というよりも詰められ将棋みたいで、逃げ場なんて最初っからなかったんだって思い知らされる。
安全ってのは安定ではない。
僕は、安定した面白さを求めてるのか。
1行目から最終行まで安定してます、この小説!