ツグミが殺されたのは「どうして」?

まず「ツグミ」という名前がいくつもの意味を掛けてあるのが面白いです。犯罪を犯したときではなく、犯す寸前に鳴るというのは画期的です。機械に常に観測されているのは恐ろしい気もしますが、個人的にはあってもいいかなと思いました。
序盤で気になったことは、ツグミに不満があったら訴えることができるのかという点です。不満を訴えること自体は犯罪では無いのでできるのかなぁとも思いましたが、他人が「中傷」が加えられない点から難しいことに間違いはないだろうと想像しました。実際に終盤では……
誰がツグミを殺したか。捉えようによってはただの誤作動。しかし、ツグミと世界の動向を伺っていた主人公は「どうして」と考え込んだまま終わる余韻が好きです。

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