「出したかった」を含む小説

高校時代に漫研に入っていたせいで押し付けられてしまった会社キャラクター作成の仕事。適当に終わらせようと思ったけれど、会社支給のタブレットに付いていたイラストおしゃべり機能のせいで…

普通に憧れる特別ななつめと特別に憧れる普通な美雨(みう) それぞれがお互いを羨み、そしてお互いに歩み寄っていく物語 C104で出した短編小説です。

過去のトラウマを背負って同族の住む村から引っ越した音羽(おとは) 人間の学校で当たり障りなく生活していた音羽は心のどこかで自分と他人とのズレを感じ始める。 そんな中、隣の席の中村…

沙英雪乃は誰にでも優しい超がつくほどの優等生──と、周りは思っているが、全くそんなことないということを、俺だけが知っている。彼女は自分が男から一方的に告白されるべき存在であると信…

「この世界に来た時、女神様に出会ってさ。魔王からこの世を救ってくれ！って頼まれたんだよ。」 「それって…新手の詐欺じゃなくて？」 「…それっぽいけどさ。」 ------- 東…

　轟木高校文芸部は部員全員が三年生。部長の鑪麗華以外は幽霊部員、このままでは廃部……という危機にあって突如現れた新入部員・田畑悠大。 　しかし、一年の田畑は鑪に一目惚れしただけの…

十五歳の誕生日をぼっちで過ごしていた利照はその夜、熱を出して布団にくるまり、目覚めると見知らぬ世界でリテルとして生きていた。 リテルの記憶を参照はできるものの、主観も思考も利照の…

不定期連載。 暗闇に包まれた巨大な図書館。その最下層で少年は目覚める。記憶はなく、ただ確かにここが自分のいた場所であるという感覚。古い本と木の匂い。空の書架。光を放つ石のランタン…

著者が日頃、頭のなか、心のなかで思うあれやこれやを、そうした精神的カオスから引っ張り出してきて、ひとつのまとまりに提示したものの集まりです。

姫川咲良は、ちょっと変わった中学一年生の女の子。 趣味が空想しながら絵を描くことだったり、一番のお友だちがイマジナリーフレンドの『リトルテディ』だったり。同級生からは、お姫様の『…

四ツ井　葉緩は主と姫をくっつけようと試行錯誤するくノ一。壁に擬態して二人を見守るのが務めであり、趣味だ。 任務を全うしたいのに、クラスメイトの望月　葵斗に振り回され、任務に集中で…

財政難にあえぐとある王国の王女マリエ・アントニー、民の不満は溜まりに溜まり爆発寸前だった。そんなある日、ひょんなことから王女の発言が意図せぬ形で国民に拡散してしまう。暴徒とした国…

そのへんにいる普通の小学5年生である逢瀬夢生がある日突然やってきたのは、この街で有名な豪邸の天根家。そこでメイドとして働くことになった夢生の前に現れたのは、天根家の息子である紀月…

「地震が起きたんはな。宮崎県や。1週間余震に注意しましょう、ってこのウインナー見せたら、皆、ウインナーに近い県全体が1週間以内に地震起きるぞ、って予報出した、と思い込むやんけ。」…

『【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語』参加作品です。 企画のURLはこちら。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681809…

簡易的な遺書です。 少しずつ出していけたらいいなとおもっています。

　でっかいトランポリンの使い方を考えてみよう。 　学校の夏休みの宿題を見ていた大学生の家庭教師の青年、殻斗が、教え子の少女、弥奈と少年、崇哉の二人に息抜き問題を出した。

ピアニストとして何の才能もない彼女が、最初の観客になってくれた少年にたいして残すお話。 ※ご興味がある方は、プルグミュラー25の練習曲21番「天使の声」で検索してみて下さい。m(…

私立紀見ケ丘高校。 名門中の名門で良家の人間しかいないような場所に、一般家庭からの入学を果たした俺。しかし、級友たちは俺を人間として扱わず、蔑み、バカにされる日々を送っていた。 …

　別によー、自分の語りたい事ここに載せればよくない、と思うことしばしあるのさ。まあそうだけども、焦らす事もまた一つの作り方。分かる最低限を出して、次第に小出しにするのも、作品の作…