「クトゥルフじゃない」を含む小説

夢月七海さん主催自主企画「同題異話・一月号　　貧乏くじ男、東奔西走」参加作です。 ゾンビが、現れあふれた世界。 そして、町に生き残った男が一人。 ↓同題異話・一月号　　貧乏く…

どんな酷い悪夢であろうと、これほどふざけた作りの生物は出てこないだろう。可能な限りで表すなら、モヤットボールのトゲが触手のようになった頭、甲殻類のような胴体とハサミ、昆虫と蝙蝠の…

夏休みにボクが不思議な出来事にあっちゃうお話。

１９９４年の初夏。大学院生の橘川と立花は学術調査の名目で伊豆諸島の小島を訪れた。 日子島――領有されて八十年になるこの離島には、今も人が寄り付かない。 固有の生物相を持つこの島は…

サークル『非科学現象証明委員会』に所属する久守詠歌は大学一年の冬、紅いオーロラを目撃する。 北欧神話で語られる戦乙女の鎧の煌きとされるオーロラを調査する最中、彼に訪れる月下の出会…

6202123 その奇妙な数字がネットを席巻したのはとある日曜の朝のことだった。 ゲームの世界で起きた筈の事件は現実を侵食し、人々が安穏と過ごす日々に暗い影を落とす。 売れない小…

目が覚めると見知らぬ部屋、閉じ込められたのは理由なんて山ほどある悪党。

　柿原友恵様の自主企画参加用です。 　うん。以前のプロット使用かつ、クトゥルフを知らないのでどうなることやら。 　また続くことやら……

炎に包まれた立体駐車場で、記憶少年の少年は目を覚ました。 自分が何者で、なぜこんなところにいるのか。 なにも思い出せないまま、少年は傷ついた少女を救う。 少年と少女の秘密――次々…

関東北部の地方都市神津山市で、妖怪を目撃した……神隠しがあった……などという都市伝説が囁かれていた。 だがそれは、単なる噂ではなかった。 日常に迫る脅威から大切な人々を守るため、…

(只今大改稿中です) 一九一八年、七月十七日。ルイスは死んだ。物理的にも、精神的にも。守りたかった女を胸に抱いて。 そこに降り注ぐ声があった。 「助けてあげる」 黒衣を纏う…

不思議な力を宿してくれるという神社、禍台子神社に参った男たちが力を手に入れ、世界を変えるべく奮闘する

黒い空と白い砂漠，捻じれた塔のみが存在する世界． 塔の上で彼はインターネットに飛び交うある情報を監視している． 混沌と闇の同胞に関する，一部ではクトゥルフ神話と呼ばれる情報を． …

ここは、荒廃しきった現代。日本やアメリカ、フランスだイギリスなどと言う国は、もうこの世界にはない。 舞台は2■■■年。奴らが襲来してから百年以上の月日がたった現代。昔のビル群は…

しがない絵描きだった私が気まぐれにVTuberのファンアートを描いたところまさかの大うけ． 図に乗った私は次々に新しい絵を描き，それが好意的な反応を貰えることに喜びを感じていた．…

おいしいレストランに興味はないですか． 真っ白な病室めいた建物で監獄のような個室へ案内するレストランに． 心配はいりません． 個室には素晴らしい香りを楽しんでいただくというきち…

魔術の原理を知っているか． 混沌とした未知なる法則を掌握し我々人間の理路整然とした法則に収める方法を． そしてそれがどんなに危険で歪な挑発であるかを． ここに， 思いあがった魔…

朝も昼も眠るときですら誰もパンプキンヘッドを取らない． 誰もそれを気にしない． この視界を覆うかぼちゃのヴェールを取っちゃえば新しい景色が見えるに違いない． だから，取るための方…

あんまりお客さん来ないのに、ここは広すぎるのよ。 どれだけ本をそろえれば気が住むのかしら？ あら？めずらしい、お客さんかしら？ 夢月七海さんの自主企画　同題異話の十一月号「図…

ヘビ人間の先祖返り 衛士(えいじ)の過去のお話。 【更新履歴】 2018.11.6：「序文」「誕生した後の記憶」公開 ※このお話は、現実世界のありとあらゆるものと一切関係…