神話生物視点での小説。狂気の山脈にての一言――何であれ、彼等は人間だったのだ――を真に思わせる物語はそう簡単に書けないだろう。だが、この小説は見事にそれを表している。ミ=ゴの『思考』を存分に発揮し、新たなる恐怖を現して在るのだ。ああ。愛すべき人間の脳味噌よ!きっと彼等もミ=ゴ達を応援しているに違いない。
素晴らしい。あの、マッドな科学者と一緒に出てきては探索者に殲滅されるミ=ゴを主人公にした小説がここまで魅力的だとは。
クトゥルフ神話TRPGで有名なシナリオに「ストラフトン山の火」というものがある。冥王星より来たりし神話生物ミ=ゴが人間の探索者と出くわしてうんぬん、というシナリオだ。そんな背景を知っておくとより楽しい。いやいや、その前にミ=ゴってなんだ?という読者はこの小説を手に取ろうとは思うまい。登場人物を読み分けるのはなかなか難しい。なにせ外見がモヤットボールなので。ちなみに私はモヤットボールで通じました。どうやら後日談の準備はあるそうなので、ぜひとも応援して後日談を書いていただきたく思います。「チーム・ストラフトンの地球侵略」を期待して星3つ!
皆大好きミ=ゴたちが地球に来て、謎の探索者によって襲撃を受けるパニックノベルです!え? 怖がる方が逆?まあそれはそうなんですけど、ミ=ゴの皆があまりにも愛嬌があって可愛いものですからつい感情移入してしまうんですよね。ボク個人は犬派なのでミ=ゴのことはそこまで好きでもないのですが、この作品にはやられてしまいましたね!この作品を読んで、ぜひ皆さんもミ=ゴを蹴り殺しましょう!きっと今までとは違う新たな気持でマーシャルキックを飛ばせる筈です!
神話生物7人組の物語、クトゥルフ神話好きにはおなじみのミ=ゴですね。彼らが主役とは、新機軸だ。
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