「ホラーかなぁ」を含む小説

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

妊娠中の優香は、ある日ものすごい悪臭に襲われ、家の中でその出所を探す。 見つけたのは黒革の男物の財布。それは夫の芳輔が会社の女性から贈られたものだった……。 「三角関係」「小…

思いがけないところで、あちらとこちらは繋がっているのかも……。 ＊＊＊ 初めてホラー書いた。ホラーもどきかもしれない。 コオロギさんの自主企画「２月のお題【幽霊】」に寄せ…

カネとコネがあって可愛い俺の彼女。 でも、就職が内定して用済みになった。 そんな彼女は、ある日——

ちょいホラー。怖くはないです。

これは私が今まで誰にも話した事がない「たっくん」という男の子の話です。 この日の事は何一つ忘れることなく、何一つ記憶から消える事なく、今でもはっきり覚えています。きっと私は死ぬま…

僕は小学五年生になって初めての友達ができた。 だけど、その友達は人間じゃなくて、おばけの少女だった。 少女は言った。 「おばけは怖がるものじゃない…おばけは自分で作っておどろかし…

憂鬱・憤怒・狂気・冒瀆の４つからなる短編小説集ですが、人が読んではいけません。 R＝ＨとはRestricted＝Homo sapiensの略で人間の閲覧禁止を意味します。 人間以…

きっかけは、いつもの口喧嘩だった。 超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。 世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるとい…

怪我をした主人公の前に夢を売るという謎の男が現れて……

鳴かず飛ばずの小説家になってしまった俺は道に迷い、訪れたことのない小料理屋の前にいた。 その小料理屋に入ってみると、お品書きには料理の名前に混じって一つ不可思議なものが並んでいた…

　香守（かがみ）町に古くから伝わる習わし――『指結び』。 　幼少期から幻覚に悩まされている長谷川聖一は都会の暮らしからリタイアし、故郷で見合い結婚をすることになった。聖一の故郷で…

２０２０年代のとある年。民俗学者の准教授橘川は、教え子で助教の樋口と共に南洋の小島、ベルナパタ島へと赴く。樋口の専門分野であるオセアニア文化史のフィールドワークのはずだったが、そ…

ネクロフィリアの旧谷生蛇（ふるたにせいじゃ）は、とある男性の死体に恋していた。一刻も早く、彼を殺したい。そして、指先で弄びたい。しかし、彼女の夢は、実現性が低かった。 なぜならそ…

南雲高校旧校舎にある理科準備室。そこには決して入ってはいけない。入ると呪われるから……。 その噂を確かめるべく遠藤葵・藍沢司・天野莉子の三人は理科準備室へと足を踏み入れてしまう…

サスペンスとホラーの間ぐらいのつもり。

一人暮らしを始めて二年目。 今まで何も起きなかったのに、住んでいる家で急に怪奇現象が起こり始める。 美弥は、その現象に恐怖するが、正体を確かめようと動く。

目が覚めると「主人様」と呼ばれ、見知らぬ小部屋の布団で寝ていた。鏡はなく、全身が包帯まみれであることがなんとなくわかる程度の身の上。しゃべることも、起き上がることもできない。 奇…