「神話」を含む小説

預言の石板…… それは過去を描く石板。 それは未来を予言する石板。 全ての概念ある生物や語り部はこの石板通りに動くとされているが、真相は定かではない。 過去と今、そして未来は常…

　異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。 　いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。 …

刀根田村。 古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。 だが、十年に一度。 八千矛神に生きた贄を捧げていた。 そして今年、選ばれ…

このお話は二話一組のオムニバスです。 未完結ですが、二話毎に完結状態と思って下さい。 産まれて早々に夜の世界を任された神は、忠実に任務をこなしていた。時々人に力を貸しながら。長く…

遥か古の時代、人類が神と魔と共存していた時代。 多くの英雄が活躍していた中、最強の名を冠する男が居た。 男の名は、ヘラクレス。大神ゼウスの一子にしてギリシャ最強の大英雄。 そんな…

山神候補の猪、花穣河呼尊(ミノリ)は一人暮らしていた。 クリスマスケーキの小さな包みを抱えて。 いつしかその中身には、魂が宿った。 癒露奉命(マツリ)だ。 ミノリはマツリに一…

　やるなと言われるとやりたくなる そんな男だからこそ、見捨てろは絶対助けろになる 　勇者の通らぬ道を、勇者と同じ心で歩む 　　　──【逆張り勇者】── 　領主の息子とし…

【これは俺が、世界と彼女を救いたかった物語――】 ＊ 神話を元に描かれたと言われる この世の破滅を題材にした世界的に有名な絵本 「せかいのおわり」 絵本の登場人物は 水、雷…

『検索ワード【雪女】　検索結果、ゼロ件』 中学生だった少年の前に広がるのは、いくつもの〝情報〟がねこそぎ消え去った令和の日本。 そこには神話生物も都市伝説も架空の財団も、多くの物…

イラストレーターの長崎祐子です。 私の出身地である宮古島の神話・伝説は、魅力的なエピソードが多く、軽くまとめて紹介しました。 このエッセイをきっかけに興味を持って下さると嬉しいで…

子供の頃の特別なんて、どうせいつかはなんでもないことになってしまうだろう。 大冒険も親友との思い出も、いつかは忘れてしまうに決まってる。 どれだけ衝撃的にも思える出来事は、大人に…

　本作は恐らく『クトゥルフ神話』に区分されるであろうオリジナルシナリオとなります。後々投稿予定の自作小説内で使う小道具のために作成致しましたが、シナリオとしても機能すると思われま…

過疎高齢化の辺境で生まれ育った少年、リングス。 彼にとって唯一の遊び場は、地元のダンジョンであった。 幼い頃にクリアして以降、そこを1日1回攻略するのが日課。 初クリア時に最奥…

日本で社畜兼神話オタクだった俺は、ある日居眠り運転をしていたトラックに巻き込まれて死んだ。 だが、目が覚めるとそこは豪華な部屋だった。 困惑していると、扉が開き、そこから男性が入…

突然失踪した恋人美穂を追って彼女の生まれ故郷を訪れる大輔。そこは周囲から閉ざされた山陰の秘境、八岐大蛇を退治した須佐之男命が剣の血を洗ったという伝説の残る尾呂血湖の畔に広がる小さ…

心に傷を負った女、片須恋。彼女は過去の罪を清算するために一人の男を追っていた。彼女の前に立ち塞がる猟奇的で、神話的な事象──それは、一つの点に収束していく。クトゥルフ神話をモチー…

人類の一つ目の文明が滅んだ世界。 それは、空のすべてを遮る『殻』に覆われた世界だった。 高校生の三森は、とある教団の信徒であった両親に先立たれ荒廃した世界で無機質な日々を送ってい…

　超絶イケメンの僕は、イケメンたらんと雨の中犬を拾った。仕方がないが飼うしかない。 　次の日目を覚ましたら……灰色の毛玉だった子犬は……三つ首の地獄の番犬「ケルベロス」になってい…

かつて世界大陸は五つの偉大な支配者によって平和に統治されていたが、一人の傲慢な王、イキタスの新たな野望が暗黒大陸へと続く冒険の始まりとなった。彼の行動が引き起こした災厄に直面し、…