cafeツクヨミ

このお話は二話一組のオムニバスです。
未完結ですが、二話毎に完結状態と思って下さい。
産まれて早々に夜の世界を任された神は、忠実に任務をこなしていた。時々人に力を貸しながら。長く永く過ごす間に存在感が薄れ自分を頼る者が少なくなり、寂しさを感じ始めた。そして思い付いた。
「そうだ、たまには人の世界に遊びに行こう！」
自分の名前を冠した神社で祈る人の願い事を聞き、人の真似をして喫茶店を営み、他の神様への紹介状を渡す。人と交流するのが楽しくなった、夜の神のちょっとおかしな日常の物語。