「#伝奇」を含む小説

あれは我が仇。 もう幾度繰り返しただろうか。 己から全てを奪った娘を守る男の話。 第五回こむら川朗読小説大賞参加作品。

家で飼っている愛しい三毛猫、アンとウミが行方不明になった。 その夜、陽子は夢の中で『猫神さまを崇めよ……』という声を聞く。 それは、かつてこの地域で祀られていた、養蚕の守り神の名…

※作者の気まぐれにより更新されます。 田舎を舞台にした伝奇ものホラーです。

ツクール×カクヨム　ゲーム原案小説オーディション2022 １次審査通過作品 https://kakuyomu.jp/contests/game_audition_2022#nom…

　いずれ狗鷲と呼ばれる孤高の者がいた。 　いずれ飛燕と呼ばれるはぐれ者がいた。 　それがたとえ偶然だったとしても。 　その出会いだけで人生は別離(わか)るるに値する。 　出会わな…

画竜点睛 ——その昔、まるで生きているかのような龍の絵に目玉を描きこんだところ、 本物の龍になって絵から飛び出し、何処かへ飛んで行ってしまった—— という故事が元になった言葉だ…

元禄の頃の尾張、柳生家の次代当主である柳生厳延（としのぶ）は、正月の稽古始に登城した折り、見るからに只者ではない老人とすれ違う。いかにも剣の達人らしき様子に、丸に三つ柏の家紋を入…

わたしのそっくりさんがいるらしい。同じ時間帯に別々の場所でわたしと過ごしている友人がいる。 そうまるで鏡像のように。

夏休みに訪れたひいおばあちゃんの家で田舎伝奇を体験するお話です。

　若き鷹匠兄弟が父親から受け継いだ秘薬。 　その秘薬をめぐり、兄弟の人生が動いていく――――。 　 　 　 　弟切草にまつわる言い伝えを笛路の妄想を暴走させ、物語にしてみました。…

饕餮（とうてつ）…古代鏡に封じられていた『陰界』の怪物。主人公を介して人語を解する。熊獅子の貌（かお）、羊の如き角、肩甲骨に突起、尻尾を持ち、獣毛だらけの胴に手脚には鉤爪を生やす…

ドライブデート中、理不尽な理由で別れ話となり山の中に捨てられたこよみ。彼女が夜の山道で出会ったのは……？ 四人用声劇用フリー台本。方言変更・兼ね役・独演可。少し前に書いた作品。 …

　岐阜の田舎町の古民家豪邸に一人で住み、神社参拝と温泉旅行が大好きな、アルビノ・ボッチ女性「多喜ハルカ」。決して幸運とは言えない境遇にありながらも、自らをラッキーガールと鼓舞して…

世界について詳しくは無いが理解し知っている常識的な少年と世界について何も理解もしなければ知りもしない非常識な少女の話。 練習の為に書いた小説ですので、お時間があればアドバイス等…

会社を辞めた日の夜。僕は自暴自棄になり、深い森の中に消えていった。 忙しい日々から、そして生きる意味を見失った現実から逃れるために。 そして僕は、その森の中で永遠の時を生きる…

第43回横溝ホラーミステリー大賞一次選考突破作品 朝、足元に気付かずに、蛾を踏み潰してしまった。 白く丸々と肥えた、雌の蛾だった。 それからというもの、女子大生の樹（いつき）…

自主企画「【夏休みの宿題】読書感想文を大人になってから書く会」に参加しています。 存在する本については、読んだ上で書いています。必ずしもその本の話をしているわけではありません。

吉乃がアルバイトをしているオダマキ堂は、地元では人気の定食屋。吉乃の関心はもっぱら、オダマキ堂の売上アップと評価について。しかし近頃、オダマキ堂の付近では「幽霊弁慶」なる怪異に襲…

　「神」と呼ばれる化生を代々受け継ぐ一族の末裔である茜は十歳になる晩に、神様を託された。 それは凶事をもたらすものか、それとも繁栄をもたらすものなのか。