「「嘘」」を含む小説

山形小説家・ライター講座、2023年6月回課題「嘘日記」です。 エリザベス・キューブラー・ロスの『死の受容』を念頭に、僕自身の不治の病の受容を虚実織り交ぜて書いています。 P…

中学生から仲の良い女友達がいる三原恭弥。高校の受験が終わり、春休みの中、エイプリル・フールにて、いつもからかってくる友達への嘘として嘘告白をした。軽い冗談のつもりだったが、友達は…

売れない小説家ラウル・ドルレアクはある日、作品の打ち切りを巡って担当編集者と喧嘩別れしてしまう。途方に暮れてさまよっていたところ、闇市で禁書を売っている魔導士に出会い、魔が差して…

「私、弥生くんと付き合う事になったんだ」 　親友の残酷な告白。エイプリルフールだけど、馬鹿正直な彼女が嘘なんてつく筈がない。 　幼馴染と親友の間で失恋に苦しむ主人公は、路地裏で不…

｢セットで私はいかがですか？｣ 日野杏太郎は自分の耳に入ったその言葉を、ただの聞き間違いだと思っていた。 しかしその翌日、目の前にその言葉を発した本人である澤盛海琴が現れ、ただ…

朝のホームルーム。 　すでにイライラしてる私。 　なにがそんなに面白いのかしら？ 　教室に響く黄色い声。 　その中心にいるのは― 　クリスティーナ。 　栗色に輝いた長い髪を…

　剣と魔法の世界に生きる少年アルダは、同じく孤児である義妹アイカナと共に暮らしていた。しかし彼の世界はあるゲームを元にした世界であり、この世界線は所謂『超高難易度』であった。アル…

【前日譚追加】彼が音信普通になった。私は今日も、孤独をかき消すため、街へ繰り出し、酒と恋に溺れていた‥。そんなある日、飲み屋を仕切るボス的存在、シロと出会う。街を歩けば人が勝手に…

１９３０年のイギリス。首都ロンドンの中心地から南西へしばらく進んだところに、フォギーフロッグという名の街がある。その街は古くから、奇妙な事件が頻発することで有名であった。そんな曰…

いつからだろう。 僕の心に、ポッカリと空いている穴を 自覚して、生きていると実感したのか。 いつからだろう。 目の前の映る景色に、色が失われたのか。 いつから…

　推理小説と言えどリアリティーは重要だとの信念から、犯罪も実践してみてから書くと決めたまだ作家の卵だった浅草在住の赤井川創語は、大学の作家志望仲間のひとりがコンテストで受賞した上…

その時々で占い・お祓い・前世のエピソードを書いていきます。 信じるかどうかはご自由に。 これすべて本人の実体験です。嘘も盛ってもいません。 個人の記録・記憶なので他者からの反論は…

東京でフリーランスライターとして働く主人公・悠介は、エイプリルフールの朝を迎える。 悠介は、友人からのエイプリルフールの嘘のメッセージを受け取り、その返信を間違えて見知らぬ人、…

　素直に罪を認めた犯人……、本当に？　なにか裏があるのでは？ 　推理には自信があった……だが、推理をして出した答えが、たとえば『黒幕』の手のひらの上で転がされた上で出させられた答…

記憶を失った少女ステラは、異世界らしき場所で目を覚ました。 そこで魔王を名乗る幼い女の子に出会ったが、何やら違和感を覚える。 ステラは「この世界に嘘がある」と言い放ち、調査を開始…

「狭山じしんも被害者だと思っているのかもしれません」 「被害者？まさか狭山が・・・」 「父親が不始末を起して自殺した。じぶんの才能を伸ばして豊かな人生が待っていると思っていたのが…

エイプリルフール――俺が後輩から告白される日。 俺の後輩は、毎年毎年、嘘の告白をしてからかってくるのだ。 それが今回は違うみたいで――

与えられた愛は嘘だった。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

テーマは『人間の業』と『嘘』です。 救いも希望もなく、胸糞悪い話です。 ひとりぼっち惑星というアプリで昔書いていた話を発掘したので、置いてみます。 5/14（追記） 表記…

乙女ゲーム「薔薇色恋模様～王立学園の夢」の悪役令嬢に転生した私は、最推しである実の兄とひっそりと余生を送るため、あえて婚約者の第二王子に追放されてやることにしたんだけど。 予定…