「物の怪」を含む小説

　１９６０年代。高度経済成長期から取り残された田舎の山村に引っ越して来た桃太。そこには未だ鬼や河童と言った妖怪達が生息し、人間達を恐れさせていた。裕福な都会っ子として悪童達からリ…

とある八王子にある、とある江戸時代から続く、とある老舗の銭湯に嫁入りした湯本（旧姓本郷）かなめ。 かろうじて三十路前にお嫁さんになったけど嫁いだ先は老舗の銭湯。 そして実はここ…

海の中から引き揚げられた棺桶から姿を現した吸血鬼ドラガ。彼は「妖怪」なのか、「人間の味方」なのか。海坊主、磯撫、塗壁、鎌鼬など妖が蔓延るヤマト国で様々な妖怪や妖怪を討伐する人間ら…

破戒僧覚超の物の怪退治の１，２，３を合わせた合冊版です。 通し劇として作ってあります。 ラストに合冊版にしかないシーンがあります。 男×女×男女不問の三人劇です。 45分～60…

破戒僧「覚超」の分冊版３です。 15分～20分程度の会話劇です。 今回は、お千代の村での、朱火狐とお千代の会話劇です。

破戒僧「覚超」の分冊版２です。 今回は、覚超と朱火狐（もののけ）の二人劇です。 15分～20分程度のシナリオです。 退治する妖怪が「キー」という鳴き声を出します。 量は少ないの…

分冊版１は、男×女×男女不問の3人劇です。 15分～20分程度のシナリオです。 妖怪、怪異、物の怪（ものの怪）・・・ そういった類を退治する事を生業とする男がいた その男の名は…

幼い頃、都市伝説の『八尺様』に魅入られた一人暮らしの高校生、影井幽恋。 彼は八尺様に恐怖し、地元から逃げていたが家族にお盆の日に帰って来るように言われる。 そこで彼は恐怖の対象『…

有原優香は小説を書いていたが、ある日、夢の中で一人の青年と出会った。彼とのいろいろな話の中で、次第に小説を書いていることの意味、そして夢を見るということの意味について考えていくよ…

幼い頃に母を亡くし、ある事情から乳母に育てられた梓子（あずさこ）は、二十歳にして女房として宮仕えを始める。 だが人ならざるモノが視えるために、裏で「あやしの君」などと呼ばれてしま…

墓地管理会社の見習いとして銀太はお墓の管理をしている。 祖母の死を境に、何やら奇妙なものが見え始め…。 「見える銀太」を頼って、物の怪、あやかしの類がやってくる。 妹の音羽の…

大正時代、14歳の女学生に10歳の婚約者ができる話。 ※ネタバレ注意 キャラクター設定 ・雨宮安奈 14歳。 江戸川女学校に通っている。 国語以外の教科は苦手で、裁…

　文化史学科を専攻する主人公のわたしは、ある夢を境に不気味な女に付きまとわれるようになる。困窮する彼に救いの手を差し伸べたのは、怪奇民族倶楽部に所属する阿久津という男だったが、夢…

電柱の上に人が立っていた。 年頃は女子高生の凜月と同じくらいの男子だが、蓮の花や葉をあしらった中華風の衣装で、手には槍らしき物をもっている。 真言宗の寺の娘の凛月が、祖父に命じら…

「好きだ！　俺と夫婦（めおと）になってくれ！」 時は平安。訳あって鬼も住んでいる山奥で暮らす更科姫。ある日そこへやってきた鬼討伐の若武者。物の怪たちの力を借りてその若武者を投げ飛…

中学三年生の夏、それは何でもない日の放課後だった。紫月（しづき）は友人の梨咲（りさ）が塾に入塾するために、付添うこととなった。古びた建物の三階にある塾へはエレベーターで向かったが…

〇臆病なのに霊感のある七海。父親が僻地の診療所に勤めることになったので、住み慣れた都会から海の見える田舎町に引っ越した。 「田舎にはユーレイなんていないわよ」と言う母に促されて散…

【あらすじ】 　富士山の貞観（じょうがん）大噴火が起こった平安初期。関東では各地に、人の心魂に土魄（どはく）が憑り付き発現する物の怪、嬰嶽(えいがく)が出現していた。 　関東検非…

今は昔、常陸国の国人。 一人の坂東武者が起こした悪逆と事の顛末。 その男のいいわけとは…