「ファンタジー短編 短編」を含む小説

　高校二年生の吉川千歳は夏休み最後の週末に推しのライブビューイングへ行く予定だった。 　推しカラーに変えられる公式のペンライトも通販で購入して準備万端、明日を待つのみだったのだ…

白雪姫の前日譚シリーズ第三弾。貴族に生まれ、必死に自身を磨いてきた美しいご令嬢が、あのおとぎ話のあの王妃になったのは……こんな理由だったらやだなぁ……な物語。 (一応、かなり遠回…

カクヨム、グルメ小説コンテスト用。 ひょんなことからテロリストとして追われることになった主人公。 それでもめげずに、怪物を狩って生きていく。 凡人探索者の遭難キャンプ飯の…

僕は四歳のとき山で道に迷い、大きなクスノキに棲む木霊（こだま）と出会った。 こだまは、そのまま山を離れ、僕の家の庭にあるクスノキに棲みついた。 子どもの姿をした木霊と僕は、友だち…

「勇者様が凱旋なされたぞ！」 王は勢いよく、門を開ける。だが、そこにはボロボロにやつれた勇者がいた。 それに加え、五人で旅に出たはずなのに、帰ってきたのは勇者一人だった。 「勇者…

ある寒い日、小学五年生の吉田渡が朝ごはんを食べようとすると、よそわれた炊き立てのご飯の上に老人が座っていた。毎日のようにご飯に座って現れる老人と、渡の距離は徐々に縮まっていく。

長浜城にまつわる人身御供（しのぶ）、異世界転生を図る社畜の話、エア友の話（イマジナリーフレンド）、閉鎖的な村で起きる怪談（氏神様）、レンタル彼女ならぬレンタルママ、外国人技能実習…

　架空の都市ツクヨミシティで、夜の喫茶店「ヴァンピール」を営む吸血鬼「アデル」。 　普段はただの喫茶店の店長だが、裏では悪の異形から町を守っている。 　そんな生活を送る中、ある日…

作曲家はクリスマスパーティーで赤いドレスの女性と出会いました。そして二通の手紙を書きました。 ☆毎日更新：午後５時 ☆ファンタジーな世界の「架空の国」という設定ですが、クリス…

ミュルン・シンフォニアスは十七歳だ。男爵の位を持つ家柄だが九人目の子供で女という事もあり王立ルビアベル学園には通わせてもらえなかった。 そんなある日ミュルンは町で歌い手募集の張り…

本物の宝箱になりたい、ミミックのお話。 KAC20243「箱」 に挑戦してみました。

　自分でも気にいっている作品です。短編ですので内容は書きません。ぜひ読んでください。

『ルーデリア王女とクレイズ宰相が駆け落ちした！』 　王都に広まった醜聞。 　醜聞？　なんとでも言うがいいわ！ 　私（ルーデリア・十七歳）とクレイズ宰相は駆け落ちしたの！　誰にも…

　平凡な高校生活を送る俺の前に現れたのは、見知らぬ後輩の女子生徒。 　初対面のはずなのに、なぜだか彼女は、俺のことをよく知っているようだった…。

かつて親族と愛する婚約者に裏切られ、恐ろしい魔女と化したフィーネ。彼女はこの上ないほどの残虐非道な方法で城中の人間を殺害し…城を燃やし、その痕跡は何も残されてはいない。しかし今尚…

これまで転生や転移を繰り返し、何十もの世界を救ってきた勇者は、新たな世界に生まれ落ちる。 しかし、その世界はどこか見覚えがあって……

心身ともに疲れ切った主人公は、ひとり夜の森へ入っていく。 星がよく見えるいつものお気に入りスポットへ向かうも、途中で異様な雰囲気が漂う場所を見つける。 近づいてみるとただの小屋で…

――昔話をしようか そんな言葉とともにあの人は話を始めた。 いつかの日、虹には色があったなんて、ありえないお話を これは、色のない虹が空にかかるそんな世界で 少年と、ある人が語…

ある日の朝、一人の女性がとある仕立て屋を訪れました。 其処には一着のドレスと、一人の少女。 少女は言います『これは貴女の為のドレスです』と……。 ――不思議な仕立て屋で紡がれた…