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勇者と魔王の壮絶な戦いを、一人生き残った勇者が語る本作。勇者と魔王、というファンタジーが舞台なのですが、妙なリアルさがあるのです。勇者の独特の語り口調も相まって、その戦いの壮絶さや辛さが真に迫ってくるようです。私たちは、ファンタジーな舞台という麻薬で目をそらせていただけかもしれません。戦いとは、本来こういうものなのに。最後に。勇者や魔王というモチーフを、この切り口で書き切った作者の勇気に脱帽しました。
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魔王を倒したあと、勇者はどうなるのか。友を失った英雄の語る物語。最初から不穏です。飛ばしたくて仕方ないようです。大変いいと思いますよ。