「香り」を含む小説

結婚間近で破局してしまった芝原侑香はバーで失恋の傷から目をそらすために、ヤケ酒をしていた。 侑香はそのバーで煙草をきっかけに、“レイ”という女性と知り合い、ひょんなことから意気投…

昭和1桁の雰囲気が残る木造2階建ての下宿屋 1階には大家さんの長男夫婦が5人で暮らしています。 杉板で囲われた外構、古い木製引き戸を開けると 下宿の専用の鈴が付いた玄関引き戸、2…

僕は彼に拾われた。 私はネコを拾った。 僕は気づけば彼に惹かれていた。 私は毎朝現れる彼女に発情していた。 僕は… 私は… 番同士はフェロモンで相手を誘う。 甘い蜜の様な…

本妻危うし！？　石蕗屋に恋敵現る！ 桃から生まれたのに桃が大嫌いな桃太郎――改め『太郎』は、仲間の犬猿雉と共に、鬼が住まう島、鬼ヶ島を無事に出て帰路につく。そして物語の舞台は再…

ここは店員に男性を揃えた女性向けの添い寝カフェ。 冬の始まりに、そこに一人の疲れたサラリーマンがやって来た。 「奇跡のイケメン」と呼ばれる店員の椎原由紀はひょんなことからそのサラ…

転校初日、初めて入ったその教室には桜の樹が立っていた。 動揺を抑えながらその樹に挨拶をすると、その樹は目の前で女の子に変わった。 少なくとも、僕にはそう感じられたのだ。 彼女の隣…

チョコレートの甘い香りに胸が躍るバレンタイン。 朱莉は機嫌よくハート型のチョコレートをラッピングしていた。いつものように幼馴染の家を訪ねた朱莉。 お返しを貰って喜んでいたのだが、…

純文学です。

ある日異世界に召喚された森田雅也。 彼が授かった能力は、手からカレーが出せるというものであった。 今――スパイスの香り漂う大冒険が始まらない。 ※小説家になろう様にも投稿して…

香り中毒のヒオリは国立魔法研究所の魔法アロマ博士。様々な効果を持つアロマオイルを作る彼女は、ある日調香したアロマをかいで不思議な夢を見る。夢の内容は悲劇とカタルシス。美しい女性が…

文明崩壊から1800年。大地は多くが水没し、正体不明の朽ちた残骸が散乱し、クジラは空を泳ぐ。そんな白紙に戻された人類の歴史の歩みは、時を経て色を取り戻そうとしていた。 時は溟治時…

「私の両手のどちらかにいちご飴が入っている。もしいちごの飴を当てることができたら、君の願いを一つだけなんでも聞こう。でももし、りんごの飴を選んでしまったら、残念、君の負け。何にも…

　拙い文章ではありますが、出来る限りで読みやすく、誤字・脱字が無いように心掛けて書いております。 　少しエロチックな要素も含めつつ、コレからも気ままな文章にはなりますが、書いて行…

pixivのコンテストに投稿させて頂いていたBLです。落選だったので、シェアさせて頂きます。 ＊＊＊ 高校三年生の夏。ある雨の日。 親友に彼女が出来た。 その日、おれは自分の…

ミトラと呼ばれる不思議な生き物が跋扈する世界。 人喰いミトラの巣に落ちた旅人たちは、暗闇の中を逃げる中で、人間を助けようとするミトラの声を聞いた。 暗闇の中に甘い香りが漂う。それ…

物語に始まりと終わりがあるように、仮想世界の中の人生は決まっていた。まるで、ROM（読み取り専用メモリ）と同じように書き換えることも無く、決まったデータのとおりに時間も人生も流れ…

夏の幻想。少女は儚く、向日葵は美しい。 偽教授少女杯の参加作品です。

高校へ入学したばかりの月岡悠斗。 中学の頃からクラスメイトだった宇奈月御咲と春から付き合い始めていて、同じくクラスメイトだった愛花は白馬に乗った王子様とときめくような恋愛がしてみ…

祝福の調香師。 人並み外れた嗅覚を持つセレネはそう呼ばれていた。 だが、ある日、悪女だと断罪されて調香師の資格を失うことに。 仕事を探してたどり着いたブルジュの町の職人街。セレネ…

昔遊んだ田舎のおばあちゃんち。そこで出会った少女の正体とは？