「消えたい 短編」を含む小説

一人の男の人生をもって成された恋の断片。 小説に描れやすいのは好きな人と結ばれるほんの一握りの話達。 それなら、そこから零れ落ちたより多くの話達は誰にも知られることがないまま消え…

自分がネット犯罪の被害に遭ってお金を盗まれた話です。 人並ほどのネット犯罪の知識があったのにも関わらずしてやられました。 絶対に詐欺に引っ掛からないと思うなら、なおさら読んで欲…

彼が生きた歴史が消えてしまうのなら、私はそれを紡ぎ続ける。 君の長い夢が、終わるまで。 貴方の暗がりを、月が照らすまで。

■あらすじ 　臨港警察署のベテラン刑事・鉢山は、県警からの指令で美術館から盗み出され、保管されている絵画を回収しに、ふ頭の倉庫へと向かった。警察署を出る直前に、鉢山は新しく赴任し…

突然思い付いた短編です。 1話で終わると思います。 あらすじとしては消えかけの神様がたまたま出会った若者と話をするだけです。

記者の「私」は、あるロケット乗りの男に出会った。 もはや、宇宙への旅が、憧れではなく、資源採掘のための過酷な労働の代名詞として語られる時代。そんな中にあって、彼は自身の仕事を希…

皆様、こんにちは。私の名前は、アデル・シュペイン。転生者です。 生前にプレイした乙女ゲームの世界に転生してしまった、よくあるヤツですね。 ただ、私の場合は、断罪イベント前に、高確…

黒づくめの青年は、森の中で人狼の少女と出会った。 神や精霊の消えた森に、取り残された少女。警戒心をあらわにする彼女に、青年は森の中の「ある場所」への道案内を頼む。そこにはかつての…

父からの暴力に苦しむ相澤 雛(あいざわ ひな)はある夜、後先など考える余力もないまま家を飛び出し、行く当てもなく街中をさまよう。 その中で出会ったのは、どこか影のある雰囲気の女性…

誰もいない道、明かりの点いていないコンビニ。人の匂いが消えた街で、「リン」はひっそりと明かりを点ける。

全世界から男だけが煙のように忽然と消えてしまった……。ただし俺を残して。女しかいなくなってしまった世界に男が一人いたところで、針のむしろ。せめて自分が女子受けするタイプの男であれ…

■■が僕にしてくれたことを、僕も彼にしてあげたいわけじゃない。 ■■がしてたことを、僕もしたいだけ。

彼はあまりにも強く、そして優しすぎた。 彼はその力を振るうことなく闇に消えた。

曽屋駆（そやかける）は、漫画家になるために上京したものの、漫画家という職には就けず、職場を転々としていた。 その日も仕事を辞め、帰宅したばかりだった駆は、高校時代の友人、勇三か…

古文書の解読を行う青年。 読み進めるうちに見つけた単語、病獣。 しだいに夢と現実の狭間が消えていく。 ※文章量多め、やや読みずらく書いております。わかりにくい点も多いかもしれま…

私は深刻な心臓病で入院していた。もう心臓移植しか根本的な対策は難しいという状況だった。 退屈な入院中に、ふとしたキッカケで私は友也と出会った。でも彼も脳腫瘍の重篤な病を患っていた…

　突然、目の前で人が消えてしまう超常現象『テレポーテーション』により妻を失って一年。人々はあれを『神の選別』などと呼んでいるが、私はそうは思わない。神を心から信仰し、正しく生きて…

「好き。ずっと好きでした」 突如現れた、幼馴染みの春子。 その姿は17年前――2003年の高校の卒業式の春子だった。 それまで、春子の事を忘れて生きていた僕は、春子の事を思い出し…

大人になるって、ブランコに乗らなくなること。 大人になるって、ワクワクを探さなくなること。 そんなのクソ喰らえって中指を立てて、私達は綺麗なまま地球の終わりを受け入れる事にしまし…

全ては消えた。何もかも。しかし、彼女を維持させるものがあった。7代目女神はそれを心と断定し、それを４つに隔て、それぞれに意志と存在を与えた。 虚~ホロウ~Projectの読み切…