さよならの選択肢

私は深刻な心臓病で入院していた。もう心臓移植しか根本的な対策は難しいという状況だった。
退屈な入院中に、ふとしたキッカケで私は友也と出会った。でも彼も脳腫瘍の重篤な病を患っていた。でもそんな病をもろともせず、彼は生き生きと輝いていて、私は段々彼に惹かれて行った。
ある時、私の心臓は心不全を起こし、私は友也の前で倒れてしまった。私が目が覚ますと心臓の移植手術が終わっていたが、私はとても大切なものを失くしていた。