概要
理不尽な超常現象。と、ほんの少しの救い。
突然、目の前で人が消えてしまう超常現象『テレポーテーション』により妻を失って一年。人々はあれを『神の選別』などと呼んでいるが、私はそうは思わない。神を心から信仰し、正しく生きていた彼女が、『捨てられる者』に選ばれるわけがない。そう信じているが、だからと言って何かができるわけでもなく、今日もただ死んだような1日が始まる――そういえば今日は、彼女の誕生日だ。
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