「異形もの」を含む小説

魔物に育られ、心に闇を抱えた青年と不老不死の毒舌な美少女が、 人の心の闇に入り込み食い殺す影の世界の、『ダークネス』と、戦う物語です。 毎週不定期に更新します。

　21万pv感謝！いつもお読みくださりありがとうございます！！ 　ここは、名声値が絶対的な地位を定める世界。 　自分の目を通してさまざまな光景を配信することにより、ファン…

女王国首都の地下には、『獣のはらわた』と呼ばれる不思議な迷宮が広がっている。 『はらわた』の案内人を自称する半人半樹の男『ヤドリギ』は、今日も物好きな来訪者を相手取る。 希少な宝…

なんとなく学校にいけない中学生の僕。不登校になってついに一か月を迎えた日、眠れなかったため、深夜にコンビニに向かうことにする。 そこで出会ったのは、奇妙な狐のお面をつけた男だった…

東京に住む一人の女子高生、稗田灯火は些細な事件から異形と対決する現実に足を踏み入れることになる。進むことが過ちか、退くことが過ちなのか。いつであれ選択とは人を待ってはくれないもの…

布団の魔力、とは随分と使い古された表現ではあるけども、言い得て妙だと思う。 やることはあるけれど急用ではない。 そんな日はどうしても布団の誘惑に負けてしまう。 どうして人類は…

来年に受験を控えた鳴瀬飛鳥は苛立ちを覚える度に頭痛に襲われていた。 もうすぐ春休みというある日、父親から神沢という男をボディーガードをあてがわれる。 反発するものの、送り付けられ…

ある日、ある橋の上で、落ち込んでいる一人の若者を見つけた。 曰く、「金を持っているか」と。 若者に導かれるまま未知の世界――パチンコ屋へと足を踏み入れたけれど、己を待っていた…

六人の守護精霊に守られ、雪と氷に閉ざされた幸運の国、六花牢国カザハナ。 この国の欺瞞に満ちたかりそめの幸福に、呪われた少年キバは喰らいつく。 彼に寄り添うは、隠されし七人目の守護…

電波を拝借して『ラジオ体操』なるテレビ番組を見た。 骨を芯に据えた棒きれのような身体はとても動きづらそうだが、天性を活用する道筋を見出す能力は、やはりどの生物にも備え付けられた…

気付けば「私」は、伝奇系ギャルゲー『破滅の恋獄』のルート選択後の負けヒロイン雪消みもざに転生していることに気付いた。 メインヒロインのために主人公とメインヒロイン以外が全員不幸…

架耶は四人の仲間たちと共に見世物の一団を形成し、町から町を旅していた。 彼らを率いる団長、カラスは懲罰をもいとわない無慈悲な態度で五人に接する。 ある日、些細なことでカラスの逆鱗…

魔女と吸血鬼と人狼。 ヴァンパイアとワーウルフが対立する闇の世界。仲介役は人間の調停官。 「黄昏の魔女」こと若き調停官サディは、人狼シンラ・吸血鬼ヨルらとともに世界の均衡を保つた…

深夜、灯りのない闇を歩くとき、そいつらは現れ、いつの間にか影を食らう。 闇夜の中、傘を売る男に出会った。 その男いわく、影齧虫という異形の虫が、夜な夜な人の影を食らうというが―…

ごく普通のオッサンの筈の主人公は大魔王として勇者を撃退することに。 性懲りもなくやって来る勇者様を追い返しつつ世話役に癒されたり無くしたモノを思い出して黄昏れる日々を送って居ると…

深夜に眠れず散歩に出かける僕。深夜の散歩にはルールがある。それは気づいてはいけない……ただそれだけだ。

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

【カクコン8中間選考通過作品〜ご支援有難う御座ゐ〼】 ☆各エピソオドは弍千文字程度と短めで、國電や市電の一区間で読み切れる仕様となつてをります。 ＜あらすじ＞ 狼男の異名を持つ…

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…