「ふしぎな」を含む小説

　『セーラー服姿の幽霊が、いる』 まことしやかに囁かれるその噂話によるとその幽霊は、川縁の土手に群生する菜の花の中に、すうっと立っているのだそうだ。 遠く川向こうを見つめる、…

元々1年程お笑い芸人をしてた者です。 コンビを組んでいた時に、ネタを書いていましたが、様々な事情で殆ど披露せずに辞めてしまいました。 披露されなかったネタを元にショートショートに…

——視えるわけではない。 けれど「それら」は確実に私たちと隣り合わせに存在している。 そして時折、波長が合えば「それら」を感じ取れる世界に自分は立っている。 そんな主人公たち…

友達の理子から付き合ったと報告された真紀。しかし真紀は理子が興味のない相手と付き合ってばかりいるのを知っていた。 理子の相手の男の子が可哀想です。

星新一さん、藤子・F・不二雄さん、アウターゾーン、世にも奇妙な物語、ラーメンズさんのネタに憧れて、その系統の話が大好きな作者が贈る短編SF集になる予定です。

「世界！ふしぎ発見」で秩父特集をやっていたので、ついカッとなって書きなぐった。 オオカミに会えるとしたら、こんなシチュエーションなのかなあ。

＜探偵討議＞ 古くはモーリス・ルブランとコナン・ドイルの往復書簡に端を発するという、要するに一方が「謎」を出して、もう一方が探偵役となり、それを解くという（架空の）競技。 一…

学校一、浮いている彼は 嘘をついている風でもなく こういうのだ。 「僕が使えるのは、 魔法ではなく魔術です」 私もたいがい浮いてますが なんていうか、その… 『頭、大丈夫？…

「もうサイアク！　全部メガネのせいだ！」 わたし、小学六年生の凛花（りんか）。 メガネデビューしたんだけど、クラスメイトから「変な顔」とか「政治家みたい」と散々言われて、気分は…

令和3年（2021年）GWありがとう企画作品。 古道具店の主、しのぶさんと、周囲の皆さんについて。 ◇しのぶさん（偲）……古道具店・天屯堂の店主。よく見るとイケメン。 　千…

舞台衣装のお針子さんとしゃべるうさぎの人形、町を回す曲者たちによる悲喜こもごもの毎日。

祐飛がふしぎな体験をする物語。 祐飛はある女の子を探している。しかし，その子はなかなか見つからず…

「僕の予感は当たるんだ」 そんな”僕”と僕を取り巻く人々の日常を切り取ったショートストーリー

ある夏休み、ぼくはパンツを履いた。けれどそれは普段僕が履いているパンツよりひとまわり小さくて苦しかった。 そもそもなぜぼくはパンツを履いていなかったんだろう。服を着ていなかったん…

「まだ、歩くなんて野蛮な行為をしてるのかい？」

『ここには大きな円を描いた路線が一つある。』 手記の亡霊が、自分の正体を求めて様々なる人に出会う。その旅路の記録。あるいは、その様な存在の証明となる物語の集まりである。少なくと…

本編の公開をはじめました（2021.9.8） https://kakuyomu.jp/works/16816700426953487715 以下はそのプレミス（※）です。 廃…

天文部の少年がD型色覚の少女と出会ってブラックホールを顕微鏡で観察したり恋したりする短編です。 書きたいものを書きたいように書いて、第２回かぐやSFコンテスト（テーマは「未来の…

日常をファンタジーテイストで描く掌編集。 １話完結で随時更新。

宇宙船パイロットの「私」は、幼少期を過ごした街がなくなるその前に数十年ぶりの里帰りを果たす。 すでに家族や友人達と同じ時を過ごせなくなった「私」をあの時に戻してくれるかのようにふ…