かたわらに路線図
埋もれていく言葉の数々
プロローグと希求
昨日と同じものがあったとしても、それが昨日を保証してくれる訳ではないだろう。なら、昨日とはまるで異なるものが、昨日の全てを否定することはできないはずだ。ここには大きな円を描いた路線が一つある。その一つだけだ。私はそれをずっと見ていた。昨日も、一昨日も、昨年も……当然のことだが、今日も見ていた。一つの円が絶えず大きくなっていく様を……。
しかし、この話は後にしたい。
これは、その様な人物に出会うことを希求する者が助けを得ようとした結果なのだ。
前置きはここまでにしよう。これ以上は私の話になってしまう。今でさえそうなのだから……とにかく、もう十分だろう。路線図の話に戻るべきだ。そう、そこには様々なる人がいるのだ。今はそれが分かっていればいい。さて、私は少し席を外すことにする。頃合いになれば戻ってこよう。それまでは、
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