【角つば小説賞 一次選考通過】ネコのカフェでミルクティーはいかが?
「もうサイアク! 全部メガネのせいだ!」
わたし、小学六年生の凛花(りんか)。
メガネデビューしたんだけど、クラスメイトから「変な顔」とか「政治家みたい」と散々言われて、気分はサイアク。
それにずっと頑張ってきたピアノのオーディションのやる気もなくなっちゃった。
そんな帰り道、見たことのないカフェを発見したんだ。
【ようこそ ネコのいるミルクティーカフェ ロシアンブルーへ】
ネコにさわれるのかと思ってワクワクしてたのに、いきなり”らちかんきん”されてしまった!
しかも犯人の正体はメガネをかけたわたしにしか見えない———ネコ!?
冒険はきっと日常の中にある
親も子も楽しめる物語
第10回角川つばさ文庫小説賞応募作品